角川ソフィア文庫<br> 大相撲史入門

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角川ソフィア文庫
大相撲史入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044005931
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0121

内容説明

神事相撲から現代までの栄枯盛衰、土俵や番付の起源や変遷、雷電・梅ヶ谷・陣幕ほか名力士たちの事績等、日本の国技の全てを明らかにする。江戸時代の番付になぜ「横綱」の記載がないのか。土俵はいつから円形になったのか。横綱土俵入りになぜ雲龍型と不知火型があるのか。行司家元の吉田家等が「創作」した故実や巷間流布した言説も鵜呑みにせず、史実や史跡を丁寧に再検証。著者50年に亘る相撲史研究の粋を集めた入門書。

目次

1 歴史
2 横綱
3 家元
4 番付
5 土俵
6 相撲と浮世絵
7 事件・騒動
8 こぼれ話

著者等紹介

池田雅雄[イケダマサオ]
1915年、東京両国生まれ。日本大学芸術学部中退。37年、博文館入社。『野球界・相撲号』の編集を経て、42年『東亜新報』の記者として中国河北省石門支社へ赴任。46年帰国後、49年にベースボール・マガジン社入社。日本相撲協会機関誌「相撲」の編集に従事。55年から66年まで相撲博物館へ出向。『日本相撲史』編纂委員を経て、月刊「相撲」の編集長、顧問を歴任。幅広く相撲研究に取り組み、多くの記事やエッセイを執筆した。88年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サケ太

21
国技とは。各国で類似の形態をもつスポーツが存在する相撲の歴史をおおまかに辿りつつ、現代に至るまでの様々な変遷が書かれている。相撲の通史というのはなかなかに新鮮。日本の相撲が神事としてスタートした点、奈良末期から始まった相撲節会、室町時代からの中央における沈滞期は、地方の相撲を活性化させ武術として奨励されて、江戸時代に勧進相撲(職業相撲)が始まり、娯楽として浸透する。度々出された相撲禁止令を切り抜けながらも、その立場を確立して現代へと繋げていった。横綱が元々階級とは別のものであったのは驚いた。2020/12/01

サトル

2
大相撲史入門と言いながら読み応えたっぷりの解説書だった。東京両国生まれで大相撲の編纂や研究に長く携わって来た著者ならではの執着が貫かれている。相撲の歴史で言えば、江戸の勧進相撲で制度も整って来て、寛政3年に谷風と小野川に初めて横綱免許が与えられた一方で、横綱免許をものともしなかった最強大関の雷電為右衛門が活躍した時代が華だったのだろうか。それ以降に繰り広げられる家元争いや相撲協会をめぐる騒動については読むのも辛く閉口してしまったが、かつてこうした歴史を都合良くでっち上げてきた歴史こそが大相撲史のようだ。2023/02/05

michi

2
古文が読めないことを初めて後悔した。史料がの引用が理解できたらもっと楽しいだろうに…。 筆者の大事な主張(相撲故実は鵜呑みにしちゃいかんとか)が何度も繰り返し書かれるので、ポイントが頭に入り、相撲史を読み解くコツが見えた。この熱心な研究者をしてもまだ曖昧なことが多い相撲史はこれからも追っていきたい。長い歴史の変遷を追ったことで、今の形が完成形ではなくて、まだまだいろいろなことが起こるであろうな…とことまでは見えたところ。2021/01/30

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