内容説明
大衆文化は二次創作なのか。大胆不敵な通史の試み。神話からボカロまで、古代から現代まで。メディアと時代を超え、無名の作者たちが再創造する大衆文化の歴史を見通し「その先」を見据える、未来のための歴史教科書。
目次
第1部 声と身体(物語と座の時代(8世紀~16世紀)
声とパフォーマンスの時代(12世紀~16世紀))
第2部 メディア(木版印刷と「二次創作」の時代(17世紀~1890)
「私」とアマチュアの時代(1900~1920))
第3部 メディアミックス(参加する「素人」たち―群衆と動員の時代:前期(1920~1950)
遅れてきたテレビ―群衆と動員の時代:後期(1950~1980))
エピローグ デバイス プラットフォームとデバイスの時代(1980~現在)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金北山の麓に生まれ育って
1
【左翼の苛立ち】「...を肝に銘じなければいけない」が連呼される、「日本スゴイ」に大塚氏は露骨に苛立ってる、解らんでもないがわざわざ税金でこんな日本ディスり本つくらんでも。現在の大衆文化の起源が戦時下にあると言えば読者がそうか戦争はいかん今の日本文化礼賛はダメだと反省する?執筆者はそう想定してるが戦争反対差別反対と言えば戦争も差別も無くなります?感覚が時代遅れ。書きっぷりがいつも以上に陰湿不機嫌な感じ、例えば手塚治虫を「ディズニーとエイゼンシュタインの野合」と書くセンス、大塚氏以外の執筆者も嫌らし感じです2021/01/24
Go Extreme
0
通史への欲望 通史の忌避:研究者の奇妙な心意 大衆:群れとしての作者 発語する大衆・文化をつくる大衆 場・世界・趣向 海外の日本文化研究:物語消費論・データベースの消費論 アマチュアと素人 声と身体:語り=驕り 物語と座:8~16世紀→声とパフォーマンス:12~16世紀→木版印刷と二次創作:17世紀~1890→私とアマチュ:1900~1920→参加する素人・群衆と動員の時代前期:1920~1950→遅れてきたTV・群衆と動員の時代後期:1950~1980→プラットフォームとデバイスの時代:1980~現在2020/10/26