内容説明
「もう二度と晴れることはないとしか思えなかった雨は上がり、陽はまた照った。」ひたすら怒っている人にどう向き合うか。あきらめの悪い人にどんな声をかけるか。数々の看取りの現場を見てきた看護師僧侶が介護者の立場から、寄り添い方を指南します。
目次
1章 死ぬ場面・死に場所への幻想
2章 知っておきたい、死が近づいた人の状態
3章 介護者にある「思い込み」
4章 介護者自身が楽になろう
5章 いつから「看取り」や「介護」は始まるか
6章 介護者を取り巻く家族はどうしたら?
7章 究極の迷いへの対処法―スピリチュアルペインに向き合うために
8章 俯瞰のまなざしを持つ
著者等紹介
玉置妙憂[タマオキミョウユウ]
看護師、僧侶、スピリチュアルケア師、ケアマネジャー、看護教員。東京都生まれ。専修大学法学部卒業。夫の“自然死”という死にざまがあまりに美しかったことから開眼し出家。高野山にて修行を積み真言宗僧侶となる。現在は「非営利一般社団法人大慈学苑」を設立し、終末期やひきこもりなどを対象としたスピリチュアルケア活動を実施。また、子世代が“親の介護と看取り”について学ぶ「養老指南塾」や、看護師、ケアマネジャー、介護士などが学ぶ「訪問スピリチュアルケア専門講座」等を開催。著書多数。テレビやラジオでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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