内容説明
食べ物を何ももたないウサギは炎にとび込み、自らの肉を布施に捧げた。このウサギこそ釈尊の前世の姿であった―。古代インドの仏教徒が口づてに伝えた説話集ジャータカ。輪廻転生思想のもと、国王、バラモン、商人、そして動物から神まで、さまざまな生を描く物語は、今昔物語集や歌舞伎をつうじて日本でも親しまれてきた。詩と散文によって彩られ、利他と自己犠牲の理想を描きあげた説話文学集のエッセンスを一冊にまとめる。
目次
第1章 ジャータカとはなにか
第2章 動物としての旅路(大猿;金色鹿;烏と孔雀;ウズラ ほか)
第3章 人としての旅路(捨身飼虎;ウダヤ王 ほか)
第4章 神としての旅路(嫁と姑;ジャッカル ほか)
著者等紹介
松本照敬[マツモトショウケイ]
1942年生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(印度哲学)。文学博士。インド思想史専攻。オランダのライデン大学に留学したのち、立正大学短期大学部教授、大東文化大学教授などを経て、成田山仏教研究所首席研究所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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