出版社内容情報
全絵画作品をカラーで掲載。魔術的な光と空間の秘密に迫る決定版17世紀オランダで活躍したフェルメール。宗教画や神話画から転向し、勃興したばかりの市民階級が求める風俗画の制作へと乗り出した画家は、《牛乳を注ぐ女》《真珠の耳飾りの少女》といった名作を手がけていく。現実のようでいて現実でない魔術的な光と空間の描写は、いかにして生まれたのか。全作品をカラーで収録し、その真筆性をめぐる議論とともに、様式論を一冊に凝縮。政治や絵画市場などの背景に迫る補論を付した増補版。
小林 頼子[コバヤシ ヨリコ]
著・文・その他
内容説明
17世紀オランダで活躍したフェルメール。宗教画や神話画から転向し、勃興したばかりの市民階級が求める風俗画の制作へと乗り出した画家は、“牛乳を注ぐ女”“真珠の耳飾りの少女”といった名作を手がけていく。現実のようでいて現実でない魔術的な光と空間の描写は、いかにして生まれたのか。全作品をカラーで収録し、その真筆性をめぐる議論とともに、様式論を1冊に凝縮。政治や絵画市場などの背景に迫る補論を付した増補版。
目次
第1章 フェルメールの生涯
第2章 物語画家から風俗画家へ
第3章 洗練、そして完成
第4章 模索の始まり
第5章 都市へ向けられた眼差し
新版補論 様式選択の背景
著者等紹介
小林頼子[コバヤシヨリコ]
1948年生まれ。目白大学社会学部メディア表現学科教授。専門は17世紀オランダ美術史。82~85年、ユトレヒト大学美術史研究所留学。87年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。『フェルメール論』(八坂書房)および『フェルメールの世界』(NHKブックス)の2著で第10回吉田秀和賞を受賞。多数の論文、訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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