角川ソフィア文庫<br> 春画SHUNGA―ジャパノロジー・コレクション

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角川ソフィア文庫
春画SHUNGA―ジャパノロジー・コレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044004323
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0171

出版社内容情報

百点超の傑作をオールカラーで堪能!春画の多彩な世界と驚異の技術に迫る。秘して見るのではなく笑って愉しむ。「春画」は一流の浮世絵師と刷師によるユーモアと技術の結晶だった。初期作品から江戸時代の傑作まで、「浮世絵春画」「肉筆春画」を多彩なテーマで紹介する春画入門!

早川 聞多[ハヤカワモンタ]
著・文・その他

内容説明

今や世界的に知られるものの、永くタブー視されてきた春画。しかし古くは平安絵巻に遡り、単なるポルノグラフィではなく、伝承や日常の性を笑いと共に描き、広く庶民に愛されていた。老若男女はもちろん僧侶や狐狸妖怪も登場。四季折々所かまわず、構図や書入れに凝らした意匠には思わず感嘆の息が漏れる。歌麿、北斎、清長ら巨匠の大作を始め、肉筆/浮世絵春画百点超を、オールカラーで掲載。高度な木版技術に迫る貴重な写真も初公開。春画入門の決定版!

目次

第1章 日本の春画の歴史
第2章 世に春画の種は尽きまじ
第3章 浮世絵春画の傑作
第4章 書入れを読む
第5章 木版画技術の粋
第6章 ジャポニスムと春画

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Colour25

6
永らくタブーとされていた春画。しかし、紐解いていくと卑猥さを超えたものが見えてくる。たしかに、エグい程卑猥なものもあるが、浮世絵師の表現や細部までのこだわり、絵から見えてくる背景、それら全てが“美”であり、“文化”なことに気付く。時代と共に性の媒体も、春画から写真に代わり、DVDやオンデマンドと変移していった。人の文化には性と深く関わりがあることから、巻末にもあるように時代の流れと共に人間の性についての考え方を再考する時期にあるのかもしれない。2020/04/28

そーすけ

3
あれ、この本、前に読んだことあったっけ…。春画の歴史をさらっと読める。誤植や、「支那」という言葉を使っている点が、良くない。2022/10/15

takegen

2
本屋さんで思わず手に取ってしまった本。 最近は「春画展」も大盛況というし。 ちゃんと春画を見たことなかったので、本を開いて、おぉ!となってしまう。色々な構図や場面、様々な作者の作品、版画の手法。なかなか興味深く、面白い。今も昔も、いや人間が存在した時代全てにおいて「性」というものがあるのだから、春画が発展したのも頷ける。今は写真や動画で生々しく「性」が見えるから隠そうとしてしまうのか。春画が流行った時代は今よりも「性」におおらかだな。ちょっと羨ましい。2019/04/02

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