角川ソフィア文庫<br> ニュートンに消された男 ロバート・フック

個数:
電子版価格
¥1,188
  • 電書あり

角川ソフィア文庫
ニュートンに消された男 ロバート・フック

  • ウェブストアに19冊在庫がございます。(2024年04月25日 17時29分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044003906
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0140

出版社内容情報

抹殺されたもう一人の天才。 ニュートンが憎んだその業績と実像に迫る!!抹殺されたもう一人の天才。
その業績と実像に迫る!!

「フックの法則」に細胞の「発見」。いまも教科書で誰もが名前を目にする科学者であり、17世紀に時代の寵児として活躍した男、フック。
しかし、彼の肖像画は一枚も残されていない。それは、死後にニュートンが彼を学界から消していったからだ。
なぜニュートンの論敵となったのか? 彼はどんな生涯を送り、どのような研究をしていたのか? 
抹殺されたもう一人の天才、その業績と実像に迫る!! 
大佛次郎賞を受賞した本格科学評伝。

序 ワイト島への旅立ち
1 科学者フックの誕生
第1章 ワイト島からオクスフォードへ
第2章 科学者フックの誕生
第3章 王立協会とグレシャム・カレッジ

2 フックの科学的業績
第4章 ミクロの世界の探究
第5章 気体研究への取り組み
第6章 フックの日常生活
第7章 フックの法則
第8章 天文学者フック
第9章 一七世紀のレオナルド――技術改良家としてのフック

3 二人の巨人
第10章 ニュートンの登場――光学論争の始まり
第11章 巨人の肩に乗って――美しき和解?
第12章 落体の軌道についての論争
第13章 『プリンキピア』――決定的破裂
終章 ニュートンに消された男

あとがき――若き日の先端研に捧ぐ


索引

中島 秀人[ナカジマ ヒデト]
著・文・その他

内容説明

「フックの法則」に細胞の「発見」。いまも教科書で誰もが名前を目にする科学者であり、17世紀に時代の寵児として活躍した男、フック。しかし、彼の肖像画は1枚も残されていない。それは、死後にニュートンが彼を学界から消していったからだ。なぜニュートンの論敵となったのか?彼はどんな生涯を送り、どのような研究をしていたのか?抹殺されたもう1人の天才、その業績と実像に迫る!!大佛次郎賞を受賞した本格科学評伝。

目次

文庫版まえがき―ロバート・フックの肖像
序 ワイト島への旅立ち―フックの実像を求めて
1 科学者フックの誕生(ワイト島からオクスフォードへ;科学者フックの誕生;王立協会とグレシャム・カレッジ)
2 フックの科学的業績(ミクロの世界の探究;気体研究への取り組み;フックの日常生活 ほか)
3 二人の巨人(ニュートンの登場―光学論争の始まり;巨人の肩に乗って―美しき和解?;落体の軌道についての論争 ほか)
あとがき―若き日の先端研に捧ぐ

著者等紹介

中島秀人[ナカジマヒデト]
1956年東京生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。85年東京大学大学院理学系研究科科学史・科学基礎論博士課程満期退学。東京大学先端科学技術研究センター助手、ロンドン大学インペリアルカレッジ客員研究員を経て、95年より東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授。専攻は科学技術史、STS(科学・技術・社会論)。主な著書に『ロバート・フック ニュートンに消された男』(朝日選書、第24回大佛次郎賞)、『日本の科学/技術はどこへいくのか』(岩波書店、第28回サントリー学芸賞思想・歴史部門)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

32
17世紀半ばの英国。清教徒革命後、ペスト流行、ロンドン大火と混乱の中誕生した英国王立協会。近代科学はここから始まった。フックの法則で名高いロバート•フックと7歳下のニュートンという2人の天才によって科学部門は大きく飛躍したが、発見、発明を巡り繰り返された両者の抗争。出自、得意分野、研究姿勢と全く異なる属性を有する二人。そして、フック亡き後、受けた屈辱に対する復讐としてその功績を抹消したニュートン。真実を計りかねるところはありますが、歴史の裏舞台かくもありやと思わされる一冊でした。2021/01/24

to boy

27
科学史の本としてこれは名著ではないでしょうか。17世紀の科学(当時は哲学の一種)をけん引した二人の関係を貴重な資料を基に綿密に考察されています。早熟で実験科学者のフックと晩成で理論科学者のニュートン。この対照的な二人を語ることで現代の科学への認識にまで言及する著者を尊敬します。重力の逆二乗の法則ってニュートンの発見じゃなかったんですね。とにかくこの本はいろんな意味で面白いです。2019/01/07

ぷらった

5
顕微鏡観察で「細胞 Cell」を最初に記述したことで有名なロバート・フックの科学者振りを初めて知りました。同時代にいきあったニュートンとの確執は読み取れましたが,「ニュートンに消された」というタイトルを理解するためには,もう少し具体的な事例の紹介があれば有難かったかな。それはともかく,教科書からはうかがい知れない歴史を知る,タメになる本です。2021/05/03

孔雀の本棚

3
買ったのは? 本屋 なぜ読もうと思った? たまたま目について。 知りたいことは知れた? フックとニュートンって同時代の人だったのか。 フックさんといえば、弾性力の法則だけど、残した実績は多い。望遠鏡、顕微鏡、ポンプ…技術で科学を拓くスタイル。 再読するならどこ? ホイヘンス、ボイル…見覚えある名前も多く科学者の系譜もちゃんと追いたい。 深堀したい内容は? 「プリンキピア」ニュートンはリンゴの落下をみて万有引力を思いついたというが、基のアイデアはフックが与えていたとも…。 その他自由にどうぞ2021/02/08

Ryosuke Tanaka

2
「ロンドンのレオナルド」フックの忘れられた仕事を原論文などから丁寧に掘り起こすとともに、フックが「消される」原因となったニュートンとの(光学・力学をめぐる)確執の細かいニュアンスを書簡をもとに読み解く。結局力学の先取権についてフックに分があるとは思えなかったが、「原初の学会ゴシップ」とでも言うべきこのいがみ合いがその後の理論家・実験家の対立に影を落としている(だろう)というのが面白い。2022/06/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13293375
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。