角川文庫<br> 米原万里ベストエッセイ〈1〉

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角川文庫
米原万里ベストエッセイ〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044000752
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

没後10年、初のベスト集。読者を愉しませる天才・米原ワールド決定版!

「つくづくこの人にはかなわない」――池澤夏樹(本書解説より)

「モノ心ついてからというもの、まずなりたくなったのは紙芝居屋さん、そのあとバスの車掌さん、童話の本を読めばお姫さまになりたくなったし……」
ロシア語通訳として活躍したのち作家に転身、抜群のユーモアと毒舌で愛された米原万里。
通訳時代の悲喜こもごもで笑わせつつ、政治の堕落ぶりを一刀両断。惜しもげなく披露する下ネタには誰もが脱帽!
56歳で早逝するまでに残した珠玉のエッセイから選りすぐる、初のベスト集。

目次

トルコ蜜飴の版図
方言まで訳すか、訛りまで訳すか
ムスチスラフ・レオポルドビッチ・ロストロポービッチ
食べずにはいられない
遠いほど近くなる
自由という名の不自由
フンドシチラリ
多数派シンドローム
「甘い言葉には裏がある」
卵が先か、鶏が先か
美女の基準
手は口ほどにモノをいい……
通訳=売春婦論、もう一つの根拠
何でもプール
北風と太陽
打ちのめされるようなすごい小説
ガセネッタ・ダジャーレとシモネッタ・ドッジ
美しさに惑わされるな
アルバイトがアルバイトを紹介する法則
壺 算
反日感情解消法
台風一過
四〇年来の謎
望郷指数
バグダッドの靴磨き
解説 池澤夏樹

【著者紹介】
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内容説明

「モノ心ついてからというもの、まずなりたくなったのは紙芝居屋さん、そのあとバスの車掌さん、童話の本を読めばお姫さまになりたくなったし…」ロシア語通訳として活躍したのち作家に転身、抜群のユーモアと毒舌で愛された米原万里。通訳時代の悲喜こもごもで笑わせつつ、政治の堕落ぶりを一刀両断。怒濤のシモネタには誰もが脱帽!56歳で早逝するまでに残した珠玉のエッセイから選りすぐる、初のベスト集。

目次

トルコ蜜飴の版図
方言まで訳すか、訛りまで訳すか
ムスチスラフ・レオポルドビッチ・ロストロポービッチ
食べずにはいられない
遠いほど近くなる
自由という名の不自由
フンドシチラリ
多数派シンドローム
「甘い言葉には裏がある」
卵が先か、鶏が先か〔ほか〕

著者等紹介

米原万里[ヨネハラマリ]
1950年、東京生まれ。作家。59~64年、在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。東京外国語大学ロシア語学科卒業、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語会議通訳として活躍し、80年、ロシア語通訳協会の初代事務局長、のちに会長を務める。著書に『不実な美女か貞淑な醜女か』(読売文学賞)、『魔女の1ダース』(講談社エッセイ賞)、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(大宅壮一ノンフィクション賞)、『オリガ・モリソヴナの反語法』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)などがある。2006年5月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yumiko

61
没後10年に際し企画された文庫フェアの中の一冊。数多のエッセイから選りすぐりを集めた珠玉のベスト版。知性に溢れ感性豊かで、鋭い批評精神を持ちながらも大の下ネタ好きだった米原さん。大らかなお人柄が滲み出た数々のエッセイは、ロシア語通訳が本業であったにもかかわらず何度読んでもとんでもなく面白い。面白いと思うほどに二度と新作を読めないことが悲しく、悲しく思えばこそ何度でも大事に読み返したくなる。勢いを増して変わりゆく日本や世界の有り様を、彼女の言葉で今読みたい。2016/07/15

yumiha

48
『アーニャ…』も『オリガ…』も満足しながら読めたので、エッセイにも手を伸ばしてしまった。本書では、ロシア語通訳時代の米原万里に会える。通訳としての苦労も、楽しいエピソードも、全く知らない世界なので興味深かった。笑ったのは、「ベルギー人のフランス語」は「日本語で言えば東北弁の響き」という箇所。思い浮かべたのは、ポアロ。楽しい。師匠と呼んでおられた徳永晴美氏の論文の書き方、チラリズムを取り入れた池の中の飛び石法も勉強になった。また在プラハ・ソビエト学校の最初の裁縫の授業が、下着のパンツの作り方だったのに驚く。2022/01/31

南北

46
ベストエッセイだけに傑作揃いの内容である。ケストナーの「点子ちゃん」に出てくるトルコ蜜飴からハルヴァというお菓子へと広がっていく話もよかったが、最近のウクライナ情勢に関連して『戦争プロパガンダ10の法則』からの引用も共感できた。為政者が「われわれは戦争をしたくない」(第1法則)から「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」(第10法則)と主張するというのはロシアのプーチン閣下の言動と同じだと思い至り、感心するやら呆れるやらという感じで印象に残った。2022/04/01

KEI

37
9歳〜14歳までプラハのソビエト学校で学んだ米原さんのエッセイ集。お元気だった頃にはTVでも見掛ける事が多く、若くして亡くなられた時には驚いた事を思い出します。ロシア語通訳として、翻訳家、小説家として幅広い知識に裏付けされているのは、本書でも伝わってきます。グローバルな視線での見解に頷く事しきりでした。それだけでなく食いしん坊であったり、ユーモアたっぷりのお茶目な面を知ることも出来て良い時間を過ごせました。特に印象的だったのは、アーサー・ポンソンビーの10の法則。しかと心に留めようと思います。2017/08/06

白玉あずき

32
米原さん、頭のいい方だったなぁ。改めてもっと長生きして欲しかった。なんと言ってもやはり「バグダットの靴磨き」 合衆国のやらかしを高校の教科書に記載できる日本が好きだ。ガザにしろウクライナにしろ、大事な人を殺された怒り憎しみは子々孫々末代まで。「四十年来の謎」といい、このバグダットといい、米原さんの最後のオチはすごく効くわね。2025/04/16

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