出版社内容情報
日下 力[クサカ ツトム]
著・文・その他
内容説明
保元の乱で勝利し上皇となった後白河院のもと、藤原信頼と信西とが権勢を争い、信頼に抱き込まれた源義朝が挙兵して上皇と天皇を幽閉。旅中にあって急報を受けた平清盛が取って返して反乱軍を鎮圧する。悲運に見舞われた源氏は、以後、雌伏の時代に入り、清盛は全盛期を迎えて武家の時代が不可避な段階へ―。最新の研究成果をふまえ、本文、脚注、現代語訳、校訂注に解説までを収載した文庫で初めての完全版。
著者等紹介
日下力[クサカツトム]
1945年、新潟県佐渡生まれ。博士(文学)。早稲田大学文学学術院教授を経て、名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眉毛ごもら
3
髭切が出てくる!頼朝の敗走時に一緒に持って行ってて捕縛時に清盛にボッシュートでごっしーに献上の後返還見たいな書きぶり。その時の解説に吠丸(膝丸)も出てた。吠丸は義朝からごっしーに献上されてたとかなんとか。物語なので史実だとどうかは本刀たちのみぞ知る。保元物語と同様注釈が充実しているため大変読みやすい。地図絵図盛りだくさん。合戦描写がとても生き生きしております。信頼は主犯のくせにヘタレです。河内源氏は相変わらず自爆芸です。義経ママ常葉と兄君の健気さに泣ける。義平の呪いと頼朝の父の仇討怖いさすが河内源氏。2020/06/30
zeroset
1
平家・保元に続いて軍記ものの古典を読む。平家政権誕生くらいまでかと思っていたら、義経の没落や頼朝の死まで話が続いたのでちょっと驚いた。ただ、平家・保元と比べると登場人物の魅力には欠けるような。むしろ『平治物語絵巻』の、生々しい暴力の印象の方が強い。2024/09/04
mituko
0
義平と重盛の対決の場面「太刀のきらめく光は、電のごとく、馳せ違う馬の足音は雷のようである。馬の腹を射られて控え、また、軽傷を負いながら、なお返し合わせて戦う者もいる。火が燃えだすかのように、両軍が激しくもみ合っていた。」/常葉の出奔「常葉が物を食べないのを、女あるじはいたわしく思い、色々の果物やお菓子を取り出し、「これはどうかね、それはどう」(後略)」2018/12/31
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