角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 江戸の旗本事典

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角川文庫 角川ソフィア文庫
江戸の旗本事典

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044000332
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

旗本の暮らしはほんとうに退屈か? 豊富な事例で楽しく分かる必携版!

時代小説や時代劇に登場する「旗本」。彼らはどのような暮らしをしていたのか? 御家人とはどう違うのか? 三田村鳶魚の最後の弟子が、複雑な江戸幕府の制度をふまえ、これまで誤解されてきた旗本身分を正しながら解説。「徳川家直参」の意味、江戸城中での作法と年中行事、家督相続と隠居、昇進・給与、家計と年収、本家・分家との関係……豊富なエピソードで楽しく読める、歴史・時代小説ファン必携のコンパクト事典。

はじめに

第一章「旗本八万騎」の実像
(『武鑑』とは何か?/書いてあること、載ってないこと/『武鑑』は大名行列見物客のガイドブックだった!?/出自さまざま/御家人とどう違うのか?/寛政十一年末で五千百八十六家!/「御目見以下」の人びと/大久保彦左衛門の「立場」/吉良上野介の「仲間たち」/悲願二百八十余年!)

第二章 幕府の人事と組織(『大概順』とは何か/誇り高き大番/両番/新番と小十人/各家の番筋/御番入は物入り/寄合で待命中/家禄のある浪人?)

第三章 旗本のライフサイクル(旗本の「戸籍」/通過儀礼さまざま/初御目見/家督相続/隠居するにも一苦労/矍鑠たる幕臣たち/死亡届のからくり/終の住み処は)

第四章 「イエ」制度のなかで(本家と分家の微妙な関係/敵対の家、友好の家/義絶つかまつり候/同族養子から持参金養子へ/厄介という存在/部屋住・養子で幕府高官/「戸籍」の偽造――「旗本株」はあったか?/頼み親と直家督/川路聖謨・井上清直兄弟のばあい/三十両から町奉行)

第五章 旗本はつらいよ(婿養子に入るまで/「小糠三合」どころではない/小田原大久保家のばあい/嫁入り費用の捻出法/熟縁の様子ござなく候/行跡よろしからず/北条家の減禄/葵の紋服で吉原通い)

第六章 旗本の生活は退屈か?(登城は馬? それとも駕籠?/煩雑な衣服のルール/年中行事と登城日/日勤、泊まり勤務/書院番士のいじめ/病欠/外泊は不可/遠馬と遠足/墓参りと入鉄炮)

第七章 旗本の経済学(知行取り/米によるサラリーマン/役料から足高制へ/経済に明るくないと/腰にはいつも名刀正宗/長崎奉行二千両/贈り先のある人/旗本の年収は今なら何万円?/三十俵三人扶持の生活)

第八章 経営者としての旗本(拝領屋敷/地代収入を得られるのは拝領町屋敷だけ!/大きい屋敷、小さい屋敷/親族との同居/家来を何人雇えるか?/柴田勝家の子孫の家計事情/家法集とは何か/倹約十年の結果は……/ドケチ旗本)

むすびに
あとがき
文献索引
主要事項索引
主要人名索引

内容説明

時代小説や時代劇に登場する「旗本」。彼らはどのような暮らしをしていたのか?御家人とはどう違うのか?三田村鳶魚の最後の弟子が、複雑な江戸幕府の制度をふまえ、これまで誤解されてきた旗本身分を正しながら解説。「徳川家直参」の意味、江戸城中での作法と年中行事、家督相続と隠居、昇進・給与、家計と年収、本家・分家との関係…豊富なエピソードで楽しく読める、歴史・時代小説ファン必携のコンパクト事典。

目次

第1章 「旗本八万騎」の実像
第2章 幕府の人事と組織
第3章 旗本のライフサイクル
第4章 「イエ」制度のなかで
第5章 旗本はつらいよ
第6章 旗本の生活は退屈か?
第7章 旗本の経済学
第8章 経営者としての旗本

著者等紹介

小川恭一[オガワキョウイチ]
1925年、東京府生まれ。1943年、慶応義塾大学在学中に、奥野信太郎教授の紹介で三田村鳶魚翁に師事、徳川幕府関係の記録を譲り受ける。帝国図書館に勤務したのち、戦後は会社員。1980年代より研究を再開、徳川幕府制度の研究では大名・旗本・御家人を中心とする。2007年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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wang

2
江戸幕府の全旗本5,000余家の人名家系家禄職歴住居などを調べ上げた「江戸幕府旗本人名事典」の編著者による旗本の解説記事。旗本とはどういう人でどういう生活をしていたかなどかいつまんで説明。265年に及ぶ時代時代での変化もあれば例外も多いし記録に残っていないことも多い中で、体系的ではなく、書き始めのテーマから脱線も多い。その分、例外的なものも含め実例が豊富で当時の武士の暮らし向きがうかがえる。幕臣には同姓が多く、同じような禄高の家も多く加増減封もあるため姓名だけではどの家系か判別しにくい苦労なども面白い。2022/01/30

タツ フカガワ

1
時代小説でたまに目にする旗本八万騎。「騎」は馬上身分のことだが、本書によれば実際は「寛政十一年末で五千百八十六家」だったとか。その旗本は江戸府内でも外泊は固く禁じられていた。そうなると早乙女主水(佐々木味津三「旗本退屈男」)など即改易か。ガッハッハと笑ってはいられない。著者は江戸風俗研究の泰斗、三田村鳶魚の最後の弟子。わかりやすい文章ですが、如何せん幕臣の仕組み、幕法がやたら複雑、ということがわかりました。それでも目次から拾い読みで楽しめた。これからもたびたび手にすることになる1冊だと思います。2017/01/12

すんすけ

0
何度読んでも新しい発見がある。私にとっての江戸考証のバイブルの一つ。この本を読んだら、同著者の辞典類も読んでほしい。更に知見が広まる。2016/10/13

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