出版社内容情報
山手線を巡る死のオリエンテーリング。恐怖のループから、逃れられるか?!
目覚めたら爆弾を巻きつけられ、山手線電車の車両に乗せられていた高校生・修平。次々に繰り出される犯人の指令をクリアし駅を巡り、クイズに正解して誘拐された友人を救え! 仰天の劇場形ノンストップサスペンス!
内容説明
修平がふと目を覚ますと、そこは山手線電車の中。左には見知らぬ女性。2人は手錠でつながれており、首にはタイマーつきの時限爆弾が仕掛けられていた。通報すれば人質の親友が殺される。ゲームメーカーのクイズに答えて指令をクリアし東京都内の駅を駆け抜けろ。間違えれば死が待っている―。白昼堂々繰り広げられる、先の読めないサスペンス・ホラー。今度のラストもかなりすごい。注目を集める鬼才の最高傑作。
著者等紹介
藤ダリオ[フジダリオ]
1962年北海道生まれ。映画、テレビアニメ制作を経て『出口なし』で鮮烈な作家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チアモン
24
緊迫感があまり感じれない内容だった。これは、ホラーなの?ホラーじゃないような?山手線自体あまり乗ったことがないので、ちょっとリアルさを感じられなかった。残念。2017/03/09
サウナ探偵
13
B級クソ映画みたいなタイトル通りの中身スカスカの巻き込まれ系デスゲームエンターテインメント。起きたら首に爆弾、犯人からの指示、手錠で美女と運命共同体、同じ状況のチームと対戦。お手本の設定。イイね。土曜に一気読みするには丁度いい軽さ。2020/10/10
太田青磁
13
設定は手が混んでるけど、ミステリーというほどの謎はなく、ホラーというほどのおどろおどろしさもなく、淡々と進む感じ。主人公と友人の姉との心情の変化がつかめないままラストになってしまいました。2013/02/20
湖都
10
『クリムゾンの迷宮』を思い出させるような始まりだが、舞台は東京・山手線。首に爆弾を巻かれ、送られてくるクイズを答えなければいけない主人公たち。高校生クイズチャンピオンにしては知識がなく考えが浅いと感じるのは、昨今のクイズ番組のせいか。あと、主人公が犯人像を考えるときに「こいつがクイズ大会に出てたらベスト8に入ってるはずだ」みたいなことを言うのだが、どこでそう思ったのか。ラストもなんだかすっきりとせず、もうちょっと書き込むことができた題材だったのではないか、と文学賞の選考委員のようなことを思った。2018/07/06
じゅんぢ
8
登場人物のせいか、それとも作者の技量のせいか分からないけどデスゲーム物に必要な緊迫感がまったく感じられなかった。2016/09/10