角川文庫
虹の彼方に〈上〉―機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)〈9〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043944194
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ついに『ラプラスの箱』の最終座標が示された。行く手に立ち塞がるネオ・ジオンの大艦隊と、すべての抹消を目論む地球連邦政府。一縷の可能性に賭けて、バナージは“ユニコーンガンダム”を駆り約束の地を目指す。その仮面に人類史の諦念を宿し、バナージの前に立ちはだかるシャアの再来=フル・フロンタルの正体とは?いま、最後の戦いの幕が上がる―。混迷する現代社会を照射する“大人のためのガンダム”、衝撃の最終章。

著者等紹介

福井晴敏[フクイハルトシ]
1968年、東京都墨田区生まれ。98年「Twelve Y.O.」で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。99年『亡国のイージス』では第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞を受賞。2002年『終戦のローレライ』では第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作が3本映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いりあ

22
福井晴敏の"機動戦士ガンダムUC"第9巻。最終エピソードの上巻です。冒頭からフルアーマーユニコーンガンダムの強さにしびれます。このまま一気に飛ばすのかと思ったら…。アンジェロとの戦闘やフル・フロンタルとの戦闘では、バナージとの想いの共有が思わぬ自体を引き起こしたり、リディとの戦闘ではマリーダさんが…。この部分では目頭が熱くなりました。やはり、ガンダムシリーズは後半に向けて死の影が色濃くなって来ますね。ラプラスの箱の正体と生き残った人々の想いの辿り着く先が虹の彼方へ向かうのか、物語のラストへ…。2013/03/17

姉勤

17
機械と人間をダイレクトにつなぎ、身体を動かす様に操る、マン・マシンインタフェース。理想的にも思えるシステムが、時に機械側からの逆制御、富野風に言えば「マシンに呑まれ」、悲劇は繰り返されていく。アンジェロにマリーダ。現世の残酷を、死によってほどく描写が型通りの嫌いも感じなくはないが、因果となるのは、肉体があるからゆえの業ならではの辻褄。ただ、キャラクターの死は、例えるなら固体が液体気体となる相転移。心に感知できるセンサが備わっていれば、時空を超えて彼らは顕われる。2015/03/21

ダージリン

16
戦闘シーンがたたみかけるように続きますが、関わった人達の想いが交錯して胸がいっぱいです。特にマリーダさん~(涙)。トライスターのお兄さん達も、ちょっとカッコいい・・・。全ての謎は下巻へ!2011/04/02

Dai(ダイ)

15
ようやく活躍し始めたガンダムも今一つだし、これでラプラスの箱の正体がつまらないものだったら最悪。2018/09/01

佐島楓

14
泣きすぎで前が見えないです・・・。特にマリーダさんはようやく平穏に過ごしていけそうだったのに・・・。ガンダムほど「アニメの中の一兵卒であっても、ひとりひとり抱えていくもの、守るべきものがきちんとある」と教えてくれた作品はなくて、それに則った福井ガンダムもお約束は外していないわけですが、生き死にのところはやはり辛いなぁ・・・。2011/10/18

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