角川文庫<br> 父・宮脇俊三への旅

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角川文庫
父・宮脇俊三への旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043943388
  • NDC分類 289
  • Cコード C0195

出版社内容情報



宮脇 灯子[ミヤワキ トウコ]
著・文・その他

内容説明

ある日、父が「作家」になった。鉄道の世界を愛した宮脇俊三だ。だが、家族にとっては、子煩悩で優しいごく普通の父だった。その死によって「紀行作家の父」に向き合った娘が、父として、また紀行作家としての姿をしなやかに綴る。インタビューに答えて妻を「時刻表みたいな人」といった父と母のこと、真夜中に執筆する父の気配、戒名「鉄道院周遊俊妙居士」の経緯など、静かに描かれるエピソードが心にしみる。

目次

1 父の手土産(ある日、父が「作家」に;書斎の光景 ほか)
2 厳しいプロの眼(わが家の放任主義;「灯子」の由来 ほか)
3 父とのお別れ(母と娘の後悔;魔法のスープ ほか)
父と私の小年表

著者等紹介

宮脇灯子[ミヤワキトウコ]
1968年、東京生まれ。故・宮脇俊三の長女。フリーライター。成城大学英文学科卒業後、グラフ社に勤務、料理記者をする。退社後、フランス菓子を学び、95年、パリのエコール・リッツ・エスコフィエで製菓コースを修了。97年以降はたびたびアルザス地方を訪れ、郷土料理や菓子について学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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山口透析鉄

29
先日「最長片道切符の旅」取材ノートを読み、前書きを灯子さんが書かれていたので、電子版でこの文庫本を購入し、一気に読みました。 娘さんたちやご家族については、宮脇氏の鉄道紀行にも時折、出てきますので、そういう意味では長女の灯子さんから見た父親像、興味深かったですね。 8mmを撮影し、スーパーマリオブラザーズで遊んだり、でもやっぱり元敏腕編集者としての片鱗をみせる場面もあったりで。 晩年、やはり元敏腕編集者として、自らの文章が衰えてきているのも承知していて、それでアルコール依存症状態になっていたのでしょうか。2023/06/08

saga

25
鉄道紀行作家の在りし日の生活を娘が描くエッセイ。俊三氏が著作で言っていたとおり、父が一人で鉄道旅をすることが日常であった家族ということが再確認できる本だった。晩年、休筆宣言をし、大病を得てからの俊三氏の様子を見ると、彼の著作から受けたイメージとは少し違うという、ある意味当たり前な感想を持った。灯子氏の文が、俊三氏の随筆の感じにかなり近い。父親を文筆家として尊敬していたんだろうと思う。そっぽを向いた娘(灯子さんだよね。七五三か)の手を引く俊三氏のカバー写真も良い。2013/09/03

ドナルド@灯れ松明の火

21
宮脇さん長女灯子さんの父に関するエッセイ。幼少時代からの父との関わり、距離感が過不足なく語られる。父の編集者としての意見に反発もしたりしながら、文章の書き方を学んでいく。その結果このエッセイは父俊三に似て読み易く余韻のある文章となって結実している。晩年の俊三氏のアルコール依存症は抑えた筆致ながらかなり重症だったことが窺える。戒名の話や家族葬等宮脇さんが築いた家風が垣間見えた。あらためて俊三氏に合掌。お薦め2016/12/26

TSUBASA

17
名編集者であり鉄オタの紀行作家の宮脇俊三の娘さんが父との思い出を語ったエッセイ。『時刻表二万キロ』と『最長片道切符の旅』が好きで、尊敬すらするオタクだったのだけど家族の前での姿はまた違った人物像だった。奥さんに文句わがままばかりの昭和っぽい人だけど、ある時は娘とマリオに夢中になったり、カッパのぬいぐるみの川井玉三郎を愛でてたり、ある時は娘のために名編集者のプロの腕を振るう。晩年は酒浸りになったというのは残念だけど、優しい人だったのが灯子さんの文章からにじみ出てくる。改めてまた彼の作品に触れたいと思った。2023/09/08

浅香山三郎

13
前に読んだ『私の途中下車人生』(角川文庫)は、宮脇俊三さんのインタビュー形式による自伝だつたが、本書は娘さんによる評伝。北杜夫氏との交友や、晩年の酒びたりの生活、偏食、文章への拘りなど、近親者ならではのエピソードに富む。落語が好きだといふことを宮脇さんは著書で言つてゐたかしらと思つたが、志ん生が好きだつたといふのは、宮脇作品のユーモアの部分と通ずるやうに感じた。2019/06/20

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