内容説明
愛する弟を失ったコーイチは失意の日々を送っていたが、高校で初めて友達と呼べる仲間たちと出会った。しかし、ある朝目覚めると、5人の仲間と出口のない部屋にいた。「嘘神」の声が非情なゲームの始まりを告げる。ルールは7つ。しかし、嘘神の言葉にはひとつだけ嘘がある。与えられた水と食料はわずか。仲間の命を奪って脱出するのか、それとも…。若き新鋭、驚愕のデビュー作!第16回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。
著者等紹介
三田村志郎[ミタムラシロウ]
1987年、新潟県出身。2009年、大学4年在学中に『嘘神』で第16回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きっしぃ
45
目覚めたら仲間たち6人で知らない部屋に閉じ込められていた。コーイチ、ヤス、ダイチ、ユミ、カスミ、ミカ、それぞれの視点で目まぐるしく変わる状況。7つのルールとひとつの嘘。もっと知的なゲームで生き残りとか決まるかなーと思ったら、割りと暴力多めのバトルロワイアル。オチに無理矢理感あってクサイ展開だったけど、そこそこ楽しめた。ラスト一行が良いね。2018/02/08
ペトロトキシン
25
どこかで読んだ事があるようなシチュエーションから物語が始まり、又ありきたりな展開になるのかと思っていたら、ありきたりはありきたりなりに最後の方で多少の捻りがあったりして、想像してたのより良い作品だったと思う。思いっきりアルカリ性の水と言って、ピンクの紙まで準備されてる違和感ある状況にも関わらず、リトマス試験紙に気付かないのはどうかと思う。ラスト付近で妙に人間臭くなってしまう嘘神の言動も最後まで読めば納得。彼なら立派に任務を引き継いでくれるでしょう。2016/11/16
そのぼん
24
『カイジ』や『インシテミル』を彷彿とさせる設定の作品でした。ゲーム感覚でストーリーが進んでいくので、サクサク読めました。2012/06/16
青葉麒麟
22
会話文に苛々。小文字使い過ぎでしょう。【コーイチ】と【ユミ】は韓流ドラマばりのベタベタ(^_-)2011/12/17
ヒロくま
20
こうゆう騙し騙されみたいなの少し前に流行ってたような~と、思いつつ読了。読みやすい文章でスイスイと読めたが、物足りなさを感じるのは、欲張りすぎですかね。天地がひっくり返るようなドンデン返しとかついつい期待してしまったりして。2015/08/13
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