出版社内容情報
神永 学[カミナガ マナブ]
著・文・その他
鈴木 康士[スズキ ヤスシ]
イラスト
内容説明
お堂で一心が刺された!?監視の目をかいくぐり犯人はどうやって事を成し遂げたのか?石井をはじめ、みなが疑心暗鬼になる中、八雲は拘置所で、殺人を告げた七瀬美雪と対峙する。一方、一心が収容された病院では、院内を少女の幽霊が彷徨っているという噂が!?絡み合う複数の出来事が、ひとつの点で結びついたとき、八雲と晴香は、深い悲しみと向き合い、大きな決断を迫られることに…シリーズ最大の悲劇、ここに完結。
著者等紹介
神永学[カミナガマナブ]
1974年山梨県生まれ。2003年『赤い隻眼』(文芸社)で本格デビュー。その後、『赤い隻眼』を改題した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』から始まる「八雲」シリーズなどで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
忠犬じろレポ
137
寂しい結果で終わってしまいました。(TT) 両目の赤い男も謎が解き明かされてきました。八雲陣営も一心さんの事で結束し、相手が霊でも張り合えますね。(^-^) あと奈緒ちゃんはよかった、後藤夫婦の決断はたいしたもんです。 晴香と八雲はもう大丈夫でしょう。でも晴香は悪者の最大のターゲット。さあどうなるんでしょうか。今後の展開が楽しみです。(^-^) 2013/05/13
たっくん
106
真っ赤な左眼、「死者の魂を見る」ことができる斎藤八雲。同じ大学に通い時折、幽霊騒動を持ち込む晴香・・「東京j拘置所に逮捕、拘留された「絶対的な悪意」七瀬美雪は「拘置所の中から八雲の叔父一心を殺す」と嘯く、後藤刑事は、一心を警備するが、自坊で一心は刺されてしまう。監視の中どうやって拘留中の美雪は予告を成し遂げたのか、八雲は、拘置所で美雪と対峙するが・・哀しくも暴走する医師、両眼が真っ赤な黒ずくめの男そして八雲と晴香が直面する大きな悲しみ・・シリーズ第六弾、面白く読了。2023/03/23
愛
59
ああ。一心さんが亡くなってしまった。これは予期していなかったのでショックです。今回は本の話よりもあとがきが心に残りました。作者である神永学さんのイメージがガラリと変わりました。何と言いますか、今まで本当にすみませんでした(笑)まさか八雲シリーズにこんな想いが込められていたとは。なんかいいですね、心を開ける関係みたいな。ちょっと憧れます。さて、本巻は私の大好きな石井刑事の活躍がありましたが、最後の新聞記事では嫌な予感が…。次の巻も楽しみです。2013/09/05
あつぼう
53
切なくて悲しい展開やったなぁ。この上下巻で八雲はかなり成長したと思うけど、その裏側には八雲を支える晴香や後藤さんや石井さんの力があってこそです。病院に出る少女の幽霊、八雲の父親、一心さんの容態など気になる事がたくさんあったけど全ての物語の結末が交差した時には衝撃的な事実が明らかになります。間違いなく今後の展開を左右するんやろうなぁ。最後の最後に八雲と晴香の距離が少し近づくのが良かったです。色々な意味で今後の展開が楽しみなんで速攻で7巻を読んでみたいです。2013/08/06
Yuna Ioki☆
50
839-42-2 慈悲の人だった一心さん亡くなりました。。。だけど八雲を見守ってくれる人が増えたから一心さんの心残りも減ったことでしょう。エピローグでは泣かされてしました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)ここで一区切り。まだまだ美雪の動向に目が離せません。2015/02/02