角川文庫
歓喜の歌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 169p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043877010
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

暮れも押しせまり、誰もが忙しい12月30日。事件は1本の電話から始まった―。怠惰でいい加減な文化会館の主任・飯塚は、大晦日のママさんコーラスのコンサートを、ダブルブッキングするという大失態をやらかした。が、いつものように「何とかなるさ」と高をくくっていたが、両者とも譲らない。忙しい日々の中で、仲間と歌う喜びをけっして諦めない主婦たちの姿に、飯塚の心は…。映画『歓喜の歌』の小説版。

著者等紹介

立川志の輔[タテカワシノスケ]
落語家。1954年、富山県生まれ。83年に立川談志師匠に入門。翌年から精力的に落語公演をこなし、90年には、文化庁芸術祭賞を受賞。同年、立川流真打に昇進。庶民の悲喜こもごもを絶妙な観察眼で描き出す新作落語で、いま、「もっともチケットが取れない落語家」と言われている。2004年PARCO劇場初演の高座『歓喜の歌』が映画化される

松岡錠司[マツオカジョウジ]
映画監督。1961年、愛知県生まれ。90年に『バタアシ金魚』で劇場用映画監督デビュー、ブルーリボン賞をはじめ、数々の新人監督賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Te Quitor

9
人情喜劇。立川志の輔師匠が創った新作落語を映画化したものを小説化。何だかややこしい。映画は観た事がないが落語は何度か聴いた。落語の場合、噺家の特徴が色濃く出るものなので人に勧めないけど、志の輔落語は比較的聴き易いと思う。あの落語を映画にするとどうなるのか。脚本を読んでいるかのようで大変興味深かった。でも小説としては話にボリュームが無いね。映画を観ていれば俳優たちの演技力で面白さが増すのかもしれないが、小説単体としては(以下略)。映画の雰囲気を想像できたから読んで良かった(という事にしておこう)。2014/02/18

ベア

3
舞台を観たら、映画が気になった。ベースは同じだけどそれぞれ違って面白い。最後は落語で聴きたくなった。2024/12/14

だまん

1
落語を映画化したもののノベライズという不思議な作品。ストーリーが発散し、ランダムに飛ぶように見えて、最後にぐっと凝集するのは映画的だが、脇役の説明が薄いせいで目隠しして映画を見ているように感じる部分があるのはもったいなく感じた。この内容にしてはページ数が少なすぎる。2008/12/30

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