角川文庫
幽霊の径

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043870073
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

16歳の女子高校生・令子は、ある夕暮れ時の小径で、白いドレスの女性と出会う。その女性はすれ違いざまに、令子に向かって、「あなたが生まれて来たのは間違いなのよ」とささやくと、暗闇に溶けるように消えてしまった…。あの女性は幽霊だったの?そして、彼女の言葉の意味は?令子は、死者たちに導かれるようにして、自らの出生の秘密を知っていく―。生と死の境界を超えて綴られる、哀しく美しい現代の怪談。

著者等紹介

赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、『幽霊列車』で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

沙耶

18
登場人物みんな不倫と殺人ばっかり。令子が死んだ人と話せるのは、そのだけ不思議な感じで、読んでて面白かった!赤川次郎さんの作品は結構読んでたけど、今まで読んだことのない感じの展開で面白かった!2016/09/05

くらげ@

7
(☆☆☆)令子は社長の孫。不思議な女性を見てから、母と弟が事故に会い、弟がなくなる。その後その家人にはいろいろなできごとが降りかかり、令子は死んだ人の姿が見えるようになる・・・。これはホラー?あまり怖くはなかったですね。 2013/11/29

ののやまどんすけ

7
生と死の入り交じったホラーサスペンス。黄昏時の小径で白いドレスの女性と出会った令子の回りでおこる死の数々をめぐりながら出生の秘密を探っていく感じが面白く、一気読みでした。江利子と貞介の罪はここから始まりまる…ってとこで終了。子どもがおばあちゃんの生まれ変わりって安易だな…それにしても死者が全員悪そうなのはなんで…?2012/04/21

あつ子🐈‍⬛

4
「愛し、憎み、許して生きる。人は一生かけて、その輪を巡っているのだ」2025/04/04

らいしょらいしょ

4
いったいどれぐらいぶりだろう、赤川次郎。昔は三毛猫ホームズシリーズなど読んだけど。幽霊、と思いっきりタイトルに入っているのでまあそっちの話なんだけど。怖いとかどうよりも、この家族むちゃくちゃだな… 主人公の女の子が明るいしっかり者というスタイルは昔と変わらないけど、こんなんありかと思われる展開に、正直うんざり。令子がドライなのが救いだけど、この子もえらい背景がついてる。ろくでもない大人ばかりだけど、それも世の中の一面か。2018/02/11

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