内容説明
動く壁。国内外の要人警護に就くSPは、自らの生命を賭して職務にあたるところから、そう呼ばれる。しかし、動く壁の範疇に納まらない新人SPが颯爽と現れる。幼い頃、テロの巻き添えで両親を亡くした井上薫は、トラウマから得た特殊能力を使い、続発する要人テロと、その背後にある巨大な陰謀に敢然と立ち向かっていく―。深夜枠ながら異例の高視聴率を記録した、伝説的アクションドラマのシナリオ完全版。
著者等紹介
金城一紀[カネシロカズキ]
1968年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rinko
34
ドラマのborderが面白かったので、原案・金城さん繋がりでこちらを。小説かと思ったらシナリオ本なんですね。ト書の金城さんの呟きが面白い。そしてドラマのシーンが甦る。ナイスキャストで、みんなかっこよかったよなぁ…笹本がやたらと男前だったのは、井上と恋愛関係にしたくなかった、という脚本家のご意向を知った今、ドラマを見直したら前より面白いかも。2014/07/12
のほほん@灯れ松明の火
29
映画を観て、我慢できずに購入。 ドラマを思い出しながら じっくりと読みました。 こんなに、至る所に製作サイドの深い思い入れがあったなんて。。。 作りながら、キャラがどんどん成長して、勝手に動き始めているのが伝わってきました。 この本を読みながら、ドラマをもう一度見てみたいです。2010/11/10
aki
12
かっけぇーーーーー!!!!もう、その一言に尽きる。2014/03/09
さといも
9
再読。ドラマも何度見たか分からないくらい見ているんだけど1月に再放送がありそれを見ている途中で入院してしまい見れないのでシナリオで我慢。ドラマを見すぎて頭の中でしっかり再現できてしまう。カットされたシーンもありそれを想像しながら楽しみました。映画の方も出てくれたら嬉しいのに…。2017/02/04
遙
9
家を出る前に読むとなんだかテンションが上がる。憧れます。尾形係長や井上くんに護ってもらいたいという乙女な気持ちと、4係に混ざってマルタイを警護したいという男前(?)な感情が…。とにかく素敵な方々。尾形さんの、大橋を警護する回の台詞は胸に染みました。2011/12/18