角川ホラー文庫<br> さかさ

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角川ホラー文庫
さかさ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043843046
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

世にはびこる悪しきものを封印するため全国を歩いていた聖域修復師の八神宇鏡は、不穏な兆しを感じて江の島にやってきた。時を同じくして、都内各地のコインロッカーや鉄橋の下で頭部がさかさになった人形が発見され、その周辺では必ず凶事が起こっていた。八神は一連の事件が、この国の破滅を願う何者かによる霊的テロリズムであると察知し、八百万の神を背負って戦うことを決意する。かつての平穏な日常は取り戻せるのか?―。

著者等紹介

倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社勤務を経て、98年より専業作家。幻想小説、ホラー、ミステリを中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あや

10
この世界を守ろうとする八神と壊そうとするLYSAとの壮絶な戦いとなるのだが、最初から最後までひたすらに残虐なシーンが続くので途中辛くなることもしばしば。LYSAやその仲間たちの拷問じみた殺し方は持ちろんなのだが、正義である八神も悪に対しては容赦ないのですね。もちろんLYSAのやり方は目をそらしたくなるほどもものだけれど、LYSAの言い分もわかる気がする悲しさ。あんな境遇に生まれれば誰だって憎しみを持つよ…。最後まで救われないのは無念でした。スケールが大きかったわりに後味の悪さとむなしさしか残らなかった。2013/01/11

おおやなぎまさひこ

3
ホラー文庫で出しているのは「うしろ」「すきま」「ひだり」「さかさ」・・・みーんなひらがな3文字タイトルで揃っているところも素敵。ではあるが、八神宇鏡、今後も体の左側をどんどん失っていって、最終的には逆「どろろ」みたいになるのか。久々に本に触れただけで、手が穢れそうないやーんなホラー具合の本に出合えました。2010/03/02

kumo

2
★★★★☆2014/05/26

hiroy

2
一繋がり。何も正月からこんなにグロでなくてもいいじゃないw 正義対悪のオカルト対決。悪にも一片の理があるが殺し方が痛くて惨い。対して正義も理不尽に強いけど前作読めばその秘密がわかるの?八百万の神に愛されているらしいが一人の人間にはその愛がでかすぎて諸刃の剣。ごく短い文章で構成されて読みやすく(読み飛ばしやすく)スピード感(空虚感)がある。今少し説得力があれば読む漫画として楽しめたかも。もうちょっと呪力とか聖域修復力とか破邪腕とか邪気眼とか説明してくれよ。グロ大好きな貴方にお薦め。実はそんなに嫌いでもないw2013/01/02

Mono

2
残虐シーンに耐性はないので飛ばし読み。世界を滅ぼすとか言ってる割には日本のみの女性や一般庶民をターゲットにするとかチキンにも程がある。って何だか別の方向に憤りたくなるが、一応これホラーなんだっけ。2010/07/28

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