内容説明
手狭になったマンションを引き払い、思い切って一戸建てを購入することにした間庭夫婦は、郊外に中古物件を見つけた。その家は限られた予算の範囲内では破格の好条件だった。一人娘のあかりもだんだん大きくなる。念願の猫も飼える。富士山が良く見えるきれいな部屋、リフォームは何かを根こそぎ変えようとする意志すら感じられるほど細やかだった。そしてそこには、すきまが―あった。その家では何かが、確実に狂って…。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社勤務を経て、98年より専業作家。幻想小説、ホラー、ミステリを中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じゅんぢ
33
怪異の元となるアレと遭遇するまでは面白かった。あと、最後の独特な演出方法は読んでても怖くないし、読みにくくてちょっとイラッとしてしまった。2019/01/24
川越読書旅団
33
平成初期のホラー映画の絵コンテ的な作品。2018/05/26
団長
14
図書館でホラーフェアなるものがあって借りた1冊。うーん。後半めちゃくちゃでした。猫のたまちゃんが無事だったのが良かったかな。ただなんて言うか文章が鼻につくと言うか自分に酔ってると言うか。俺には合いませんでした。2024/08/26
水月
4
変なサイトを見ると、いきなり文字化け文字が並んで不快な気分になることがある。この本の手法はまさにそれで、左のページをめくると突然、呪呪呪呪呪呪みたいな文字の羅列がずらっと並ぶことが多い。怖いではなく、不快さを感じさせる本。本という体裁上、めくる前から多少透けて見えるので、次はまた羅列かと分かってしまう。一方登場人物が死ぬときは、「あっけなく、一瞬で死んだ」だけ。余計な文字の羅列してないでそのあたりきっちり書け。後半はもう訳がわからないぐだぐだ展開。全ページ、呪呪呪呪呪呪で本出版してはいかがでしょうか。☆02015/09/17
kumo
4
★★★☆☆2014/04/26
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- 和書
- 天皇の日本史 角川文庫