角川文庫<br> 天皇の日本史

電子版価格
¥1,056
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
天皇の日本史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784044005757
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0195

出版社内容情報



井沢 元彦[イザワ モトヒコ]
著・文・その他

内容説明

天皇はなぜ日本で一番偉いのか。皇帝でも国王でも君主でもない、日本独自の「天皇」はどのように生まれ、歴史にどんな影響を与えてきたのか。神武・継体・持統・後白河・正親町・孝明・昭和ほか、キーとなる54人を選び、現代まで続く日本史の大きな因果関係のなかで、その事績を読み解く。通説やタブーを乗りこえ、従来の歴史教育が無視してきた事実と常識を学び直す「この国のかたち」を知るための歴史入門講義。「歴代天皇一覧」付き。

目次

神話と天皇
天皇とは何か
神武天皇(初代)と崇神天皇(第一〇代)
欠史八代(第二代~第九代)
垂仁天皇(第一一代)
景行天皇(第一二代)
応神天皇(第一五代)
仁徳天皇(第一六代)
雄略天皇(第二一代)
継体天皇(第二六代)〔ほか〕

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品を発表し続けている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソラ

21
書名の通り古代から現代にいたるまでの天皇の系譜とその時代において天皇が果たした役割が記された本。実在が良くわからない古代や平安後期より中心が武士へ移ってしまうとなかなか存在が希薄なところがあり知識がないところで、このように一冊にまとまっているのはわかりやすい。著者については特に偏ってるとは思わないし(すべて首肯するかと言えばそうではないが)、これを偏ってると思うのはその人の考え方がかなり偏ってると見ても良いのではないかなと。2020/05/23

ohion

9
昔読んだ逆説の日本史をおもいだすところもあったけど、「天皇」を軸に日本の歴史を考えたことがなかったので、万世一系の天皇家が日本に重要な意味を持ってること改めて知る。「ケガレ」「怨霊」がキーワードであることも。 藤原家や武家が権力を持つためにやってきたことも天皇を軸にして考えると一貫しているということか。2020/05/23

クナコ

8
初読。日本史が弱いのをなんとかしたく。歴史は苦手だが神話や宗教の雑学は好物なので本書なら楽しめるのではないかと手に取った。結果、非常に面白かった。神話時代の天皇から直近で譲位した平成の天皇までの歴史、実績を網羅しわかりやすく解説している。著者は法学部卒の元ジャーナリストということで、伝統的な日本史学会の常識にとらわれない視点で当時の宗教観・価値観による権力者たちの歴史的判断や文化の推移を考察している。どれも教科書では習わなかった説ばかりで、一部著者によるバイアスが強いと感じる部分もあったが概ね納得できた。2024/04/11

とと220

4
ひとりひとりの天皇について書かれていて、面白い。歴史を習うとき、こんなふうには、習わなかったので、これもありかなと思った。2020/08/06

まこちゃん

3
面白かったです。天皇は神の末裔なので取って代わることができない。また死や血の穢れを極端に避けるために軍事に携わることをしなくなった。の2点から歴代天皇と日本史を通説する。そのため外国では当たり前の力をつけたものがおう、皇帝に取って代わることがなかった。唯一の神の元に皆平等とも言えるこの思想があればこそ日本は民主主義をなしえた。自らは穢れを引き受けず穢れを引き受ける武士に軍事を委ねていた。など興味深かった。女系天皇もあったよう。今後の天皇制への見方がもう少しあるとよかった。2023/09/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15506638
  • ご注意事項