内容説明
「鬼芭阿諛子」なる人物が石川県の神社で宮司を務めている!?神社に急行した岬美由紀は、そこでかつての師であり宿敵であった阿諛子の母・友里佐知子の日記を入手する。その日記には、驚愕の昭和裏面史=友里の過去が記されていた!圧巻のスケールで描かれる激動の歴史。メフィスト・コンサルティング、ダビデ、マリオン・ベロガニアと友里の戦いが明らかになるクラシックシリーズ第12弾!すべての謎は今、白日の下に。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計600万部を超える人気作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
utinopoti27
111
全12作、上下巻合わせて16冊、8千ページ超のクラシックシリーズも、いよいよクライマックス。日本国内はもとより、世界を飛び回り、テロ組織から果ては国家レベルと対峙し、数々の難局を乗り越えてきたスーパーヒロイン・岬美由紀ですが、その原点と言えば、やはりマッドドクター・友里佐知子との確執を抜きにしては語れません。本作上巻は、その友里佐知子の過酷な半生を、メフィストコンサルとの出会いを絡めて綴ります。彼女が命を賭してまで求めた理想世界とは何だったのか。そしてそのDNAを受け継ぐ鬼芭阿諛子は・・。下巻へGO!2019/03/29
ささみ@超低ログイン中です、ゴメンナサイ
33
随分間隔をおいてシリーズに戻った。上巻は途中、友里佐知子の物語。三億円事件までもが‼️18-202018/03/14
MarsAttacks!
16
角川文庫で読み返し千里眼シリーズも、ついに最後の物語となりました。完全版として開始当初は結構な加筆・修正が施されてたけど、後半につれあまり変わってない感じがしました。でも、ついつい手に取りこのエピソードまでたどり着きました。物語は岬美由紀の師でもあり宿敵「友里佐知子」。彼女の生い立ちと、千里眼的激動の昭和史。なかなか盛り上がって上巻が終わります。さて下巻に突入しますか。2012/05/12
はかり
13
久し振りの岬美由紀だ。友里佐知子も出てくるが、これは友里の回想録か。鬼邑阿諛子も相変わらず悪事を働いているようだ。このシリーズもいよいよ終わりかな。3億円事件の犯人が友里だなんて。2017/01/12
ひー坊
5
友里佐知子、メフィストコンサルティングの過去がついに明らかに…!また気になるところで下巻に続く。私には特別顧問には絶対なれないわ。2018/10/03