内容説明
自らの精神鑑定を求める伊吹直哉だったが、アルタミラ精神衛生の周到な罠で美由紀との関係が崩れ始める。一方、伊吹の引き起こした過失事故被害者の許には、不可解な脅迫文書が届いた。この事件の意外な顛末はアルタミラと密輸船の驚くべき陰謀へと繋がってゆく。そして領海侵犯の真の狙いを見破った美由紀は、再びF15の操縦桿を握り日本海へと飛び立つ。愛と戦争のテーマに挑んだ感動巨編、クラシックシリーズ第8弾。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計570万部を超える人気作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まあか
43
いつになく心を突き動かされる感動作だった。自衛隊という仕事のことも詳しく知れた。そして、美由紀は総じて素晴らしい。伊吹もとてもかっこよくて素敵で、好感が持てた。美由紀、いい恋愛してんなぁ〜♡2022/05/09
Mark
35
物語のスピード感、爽快感は抜群ですね。自衛隊モノとしては確かに面白いかもしれません。ただ、あまりにも上手く行き過ぎているというか、呆気ないというか、少々物足りなさ感があるのも否定できません。少年を誤射して殺してしまったのは実は狂言、アルタミラもあっけなく燃えてしまい、亀岡さんも何かいい人になってしまったりと。すみません、けっして批判している訳ではなく、期待が大きかったものですから。それでも、とても面白いお話であることに間違いはありません。2014/02/09
99trough99
23
本巻後半から、ヘーメラーが何なのかが判明するが、以降の怒涛の空中戦描写はすごいの一言。お題は、新型麻薬の密輸を巡り、人民解放軍崩れの凄腕&お下がり戦闘機を手に入れたマフィアに対抗すべく、空海の自衛隊の総力戦であるが、もはやこれは戦争。伊吹ってすげえなあ。2022/07/10
MarsAttacks!
14
物語のつくり、岬美由紀の青春時代など、この作品はシリーズの中でも面白い思う、ただ敵がメフィスト・コンサルティングに比べると小悪党すぎるし、ミグを持っているチャイニーズマフィアって作りすぎでは?それに完全版として、加筆修正しているのだから、前作の大規模の事件との統合性をつけて欲しかった、自衛隊の基地や装備も被害があったはずなのに。2011/08/17
ささみ@超低ログイン中です、ゴメンナサイ
13
F15での日本海上でのシーンはとってもスピード感があり、一気に読みました!やっぱりかっこよかった♡伊吹さんとも何か良い雰囲気?と思ったけどやっぱり恋はハッピーエンドにはならず…まとめて借りてきたシリーズにこの下巻が抜けていてたまらずブックオフインターネットで購入してしまいました。正直、本を買ったの久しぶり…いつも図書館ばかりなので(笑)2015/05/09
-
- 和書
- それでも選挙に行く理由