内容説明
岬美由紀の衝撃の過去が明らかになり、彼女自身が罪に問われた裁判が結審してから数カ月後。最高機密を搭載したフランス空軍機の墜落を阻止するために疾走するオレンジ色のガヤルドの姿があった!世界中を震撼させた謎のステルス機アンノウン・Σの出現と新種の鳥インフルエンザの大流行。一見関係のない事件に隠された陰謀に、いまだ不安定な精神にさいなまれる美由紀は、いかに立ち向かうのか…。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大薮春彦賞候補作『千里眼』シリーズば累計500万部を超える人気作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
18
前回の事件の余波もあって、主人公の岬美由紀がかなり不安定になっています。以前からのファンとしては痛々しくて『早く立ち直って欲しい』の一言につきる感じです。下巻も色々とありそうな感じです。2013/03/08
すずきさん
12
何でも出来てしまう岬がついにF1デビュー。精神的にかなり参っている様だが、強大そうな敵にどう対峙して行くのか下巻が楽しみ。2016/05/31
Yuki
9
正体不明の飛行機、鳥インフルエンザ、F1レース、三題話のようですね。これらがどう絡み合って続くのか、予想がつかないまま下巻に向かいます。 2014/11/21
どんちん
9
今回は、いつものありえねぇ!的な超人間的な活躍ではなく(超人間的な行動はあるがw)、内面的なものが多かったかな。まぁ前作の続きからすれば、これくらい"おかしく"なってあたりまえなのだがw それにしても、今回は、本当にウザい美由紀でこのシリーズはもういいかなと感じたくらいだ。F1とインフルのカラミが終わり間際で見えてきたが、さて、下巻でどう結末をむかえるか、またまた超人間的活躍という設定が復活か(でないと、解決しないだろうしw)、もう少しこのシリーズに付き合うかww2014/03/22
ひー坊
8
女性にとっては辛い過去ばかりでちょっと暗い話。タイトルの意味は最後の方でようやく分かった。2019/01/19