内容説明
始まりは深夜の電話だった―。七年前に別れた久瀬の息子の慶太が誘拐された。犯人から身代金の運搬係に指定されたのは探偵の久瀬だった。現場に向かった久瀬は犯人側のトラブルに乗じて慶太を助けることに成功するが、事件の解決を待たずに別れた妻・恭子が失踪してしまう。久瀬は恭子の行方と事件の真相を追いながら、再会を果たした慶太との共同生活を始めるが…。
著者等紹介
沢木冬吾[サワキトウゴ]
1970年、岩手県花巻市生まれ。日本映画学校中退。99年、『愛こそすべて、と愚か者は言った』で、第三回新潮ミステリー倶楽部賞、高見浩特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺんぎん
29
登場人物が多くこんがらがりそうになりながらも読破。探偵としての仕事ぶりは薄い。一応ハードボイルドなのか。消化不良なところもあるが面白い作品だった。慶太くんと久瀬さんが親子としての距離を縮めていけたらいい。。2013/02/08
Rin
27
【再読】ずっと昔に読んだ記憶があったのですが、登録していなかったため読み直しました。「償いの椅子」や「約束の森」に比べると物足りなさを感じてしまう。分厚い長編なので、テンポよく進んでほしいけれど回りくどいので、もっと登場人物の心情を掘り下げてほしかった。でも、久瀬さんと慶太くんのぎこちなく、よそよそしい関係が少しずつ縮まって親子になっていく過程は良かった。「あいじょうこそすべてと、おろかものはいった」は慶太くんの日記。終わり方が終わり方なので慶太くんには強く幸せになることを祈っての読了です。2015/09/27
Kamabonz
12
タイトルが既にハードボイルドだったので期待しましたが、予想通りの出来でした。 ここで言う愛は誇りとか矜持みたいなもので、登場人物ほぼすべてがそれに殉じて愚かな行動を取っちゃうんですよ。 そこには損得のような理屈が存在しない。 スーパーマン的な強さの人は一人だけであとは皆、普通より弱い人達のハードボイルドでした。 こういう感じのは好きだなー2017/02/04
choco
12
連休初日。朝から小雨降る中リビングでお気に入りチェアーに座りどっぷり読書。読友に借りた、初の沢木冬吾。やっぱり私ハードボイルド好きだなw 慶太くん…どんな大人になってくのか。2014/07/05
ひろ
10
「約束の森」を読んでデビュー作へ。恥ずかしくてシラフでは言えない言葉だけど 同じくタイトルとなった詩は殺伐としたなかでは特に印象に残った。 デビュー作でもあるのか全体的に人間関係がごちゃごちゃしていて・・・ 何のことやら・・・2015/12/15
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