内容説明
女子高に通う雛子の家は、マンションの11階にある4LDK。どうにかこうにか宙空を、地球と一緒にぐるぐる回っている。暇さえあれば寝てしまう雛子、歳の割にしっかりした小学生の弟・真人、時々ヒステリックな母の圭以子。同居する祖母の萩乃が「運針の病」にかかってしまったことで、ぎりぎり保たれていた均衡がゆらぎ出した…。不安定な心のうつろいと喪失に、まっすぐにむきあう姉弟の物語。
著者等紹介
大島真寿美[オオシママスミ]
1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で第74回文學界新人賞を受賞。透明感あふれる文体、かつてなくみずみずしい物語で注目を集める気鋭の作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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