出版社内容情報
新堂 冬樹[シンドウ フユキ]
著・文・その他
内容説明
大手芸能プロを追われた敏腕マネージャーの上杉貴裕。弱小事務所で再起をかけようとした矢先、上杉の前に一際オーラを放つ少女が現れた。佐倉千紗、16歳。童顔の中に黒豹のような眼光を放つ千紗に魅入られた上杉は、トップ女優にのしあげるため、強引なやり口で仕事を獲得していく。だが、彼の暗躍を、かつての上司で宿敵の高村が黙って見ているわけはなかった…。芸能界を舞台に繰り広げられる究極のパワーゲーム。
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
1998年作家デビュー。2003年『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。その翌年には『ある愛の詩』を、06年には『あなたに逢えてよかった』を刊行し、涙がとまらない“純恋小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Western
6
スラスラ読める時間つぶしには最高の作品。どんでん返しの連続で面白いです。 主人公千紗のしたたかさに舌を巻いてしまいました。 マネージャーの上杉さんの入れ込みすぎでまるでピエロ。 芸能界てこんな構成なのかと唖然としてしてしまう 2019/11/09
やっち
5
黒い太陽が面白かったので買ってみた本。芸能人は心臓に毛が生える位で無いとやっていけないというのがよく分かる小説。芸能の世界とヤクザの世界は似ているのかなと思う。読了感は良いものではないが新堂冬樹ならこうなるかなと思っていたのでそれで良し
kaikoma
4
評価が分かれる作品ですね。この手の作風が好きなら、時間潰しに読むには良いです。芸能界は分かりませんが、デフォルメされていると考えて良さそうですね。個人的にはどうしてもヤミ金物の方が、得意なのかと感じてしまいます。2010/11/09
kthk arm
3
2024年135冊目。上杉のやり口は強引過ぎだな。千紗もやなやつだし、これはあまり合わなかったです。2024/11/30
Pochi
3
芸能界の暗闘。 女優もマネージャーもプロダクション社長も、みな一癖も二癖もある。 誰が勝者か最後まで分からかった。2020/02/27