内容説明
ぬけるような青い空に原色の街。タコスにテキーラ。セクシーな女といい男。魅力溢れるメキシコに田口ランディが旅立った。目指したのは伝説のシャーマンがマジックマッシュルームを使ったセレモニーをしているという村・ウアウトラ。そしてネイティヴ・メキシカンたちの息吹が生きる太古の都・オアハカ。「死者の祭り」というお盆真っ最中のメキシコで、田口ランディと一行たちが出合い、見たものは?メキシコは精霊たちが見る夢の大地だった。
目次
メキシコに行こうぜ!
1 メキシコシティ(おもちゃ箱の都へようこそ!)
2 ウアウトラ・デ・ヒメネス(ウアウトラは歌う;キノコの聖なる夜)
3 オアハカ(アミーゴ、また会う日まで)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本匠
11
田口ランディと美術家のAKIRAとの共著。田口ランディを読むのは2冊目。前の本は、ベトナムの旅行記だった。この人の旅はどうしてもスピリチュアルな要素が高くなる傾向にあるようだ。今回は、メキシコ旅行記なのだけれど、ポイントはマジック・マッシュルームを体験する話になる。ただ、その体験そのものについては、田口ランディからは語られない。その理由については本書をお読みください。共著者のAKIRAという人がなんだか気になるので、他の本も読んでみたい。2017/11/19
Miki Kawamura
0
何回読むねんってか⤴ 何回でも❗2016/02/01
Roti
0
田口ランディの旅エッセイに惹かれるのは、この人がいつも旅を通して自分で見つけたもの、旅先で誰かにもらったものを、そのまま読者に伝えてあげようというパワーに溢れているからだろうと思う。それを言葉を操ってできるということが、彼女の物書きとしての才能だろう。彼女のパートでないが、青年が言う。「すべての出会いが、魂の家族だ。」 自身の話になるが、1999年の夏にメヒコに旅行したときに訪れたチチェンイツァーの遺跡のなかのピラミッドの裏側が崩れていること(絵葉書や写真ではいつも表のものしか使われていない)に幻滅に近い2013/04/12
YUKKE
0
まったくの期待はずれ!ビートルズが、マジック・マシュルームを探して1968年の動乱のメキシコに来たのね!ということだけがわかっただけで、いったい何しに来たの?と最後までわからん。自分探しとかリセットとか、そういうことがメキシコで幻覚キノコ食べることなの?・・・で結局どうしたのが、さっぱり。読まなきゃよかった、時間の無駄だったわ。2012/07/14
一刀流斎
0
時間はかかったが、読み終わり感は爽快。 竹田さんみたくなりたい。2011/09/11