出版社内容情報
砂漠から身ひとつで生還せよ!
遺産相続ゲームがいま、始まった!
オーストラリアの砂漠、祖先の謎を巡る冒険小説!
曾祖父の死をきっかけに、謎の旅に招待された隼人。必要な持ち物は、きみの声と歌の言葉。日本を飛び出した隼人は、身ひとつで砂漠に放り出されてしまう。想像を絶する過酷な旅、その先に待ち受けていたものは。
内容説明
「この航空券でオーストラリアに来て、ゲームに参加せよ」。写真でしか知らない曾祖父の死をきっかけに、謎の旅に招待された隼人。必要な持ち物は、きみの声と歌の言葉―。音楽活動に行き詰まりを感じ、日本を飛び出した隼人だったが、到着早々、案内人に荷物を燃やされ、身ひとつで砂漠に放り出されてしまう。熱砂の中、祖先の辿った「歌の道」を探す、想像を絶する過酷な旅が始まった!音楽と冒険を広大なスケールで描くスペクタクル。
著者等紹介
川端裕人[カワバタヒロト]
1964年兵庫県生まれ。千葉県育ち。東大教養学部(科学史、科学哲学)卒。日本テレビ入社後、科学技術庁、気象庁などの担当記者を経て、97年退社。98年『夏のロケット』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スナイデル
11
2.52022/08/26
サティ
10
テーマは音楽と言うことで頂いた本です。これは音楽と言うよりオーストリアの民族や歴史につながるのかな。ソングラインをたどって、和島洋の孫やひ孫がオーストリアに集まり過酷な旅にでます。リサはなぜか大坂なおみを感じました。。。性格がね。いいも悪いも物事をはっきりととらえるところ。アニメにするとワンピースキャラだね。メイヴィスはナミ。ブルースはヒョウじい。。。も顔が浮かんだ。ワンピースのストーリーもわからないのにね。この中で歌われた歌って、どんな歌なんだろう。2021/03/13
2echo
3
伝承されていく歌の話と思っていたが、原子力、ウラン採掘の利権や風刺の話なのか?オーストラリアには、世界のウラニウム資源の約35%が埋蔵されているといわれているとか。2016/10/14
よう
1
おじいさんの軌跡をたどる旅が、とんでもないところにつながっていた・・・ オーストラリアの自然のなかで、アボリジニのサバイバル生活をしながら歌を歌っていた前半部分がとてもよかった。後半はよくわからなかった。2010/12/23
コウ
1
読みたいと思ってから二年近くたってたせいか期待がでかすぎて少し微妙でした なんか、違う小説を二冊読んだ感じでした 帯に冒険小説と書くなら最後までソングラインを辿る旅にして欲しかったなと あと全体的に中弛みが長かった気がします2010/07/14