内容説明
『リング』『パラサイト・イヴ』といったベストセラーから国内外のマニアックな逸品まで完全網羅!瀬名秀明氏へのインタビュー、菊地秀行氏、井上雅彦氏、飯野文彦氏による“ホラー作家座談会”も収録し、もりだくさんの内容。ジャンル別、時代別に完全カテゴライズした、日本一わかりやすい画期的ガイドブック。
目次
ホラー・ガイド日本編(日本の現代ホラーの中心にはいつも角川があった;SFホラー―恐怖のサイエンス・フィクション;ミステリー&ホラー、感情の錬金術;怪獣の来る夜―怪獣小説概観;一時間でわかる日本ホラー小説小史 ほか)
ホラー・ガイド海外編(黎明期から発展期のモダンホラー(近代~二〇世紀前半)
異色作家と破滅SFの時代(一九五〇年代)
社会の混迷とモダンホラー勃興の時代(一九六〇年代)
混沌の中からモダンホラーが勃興した時代(一九七〇年代)
モダンホラー第一次興亡期(一九八〇年代) ほか)
著者等紹介
尾之上浩司[オノウエコウジ]
東京都出身。翻訳家、文芸&メディア評論家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
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正直に申しまして、本書を読むまでホラーを軽く観てました(ホラーファンの方々、申し訳ありません)。一言にホラーと言っても、その範囲の大きさに驚きました(目からウロコです)。先ずは正統派のスーパーナチュラル(超自然)的なものは当然として、パニック・ホラー。例えば、スピルバーグの”ジョーズ”やヒッチコックの”鳥”といった動物モノとか、”エアポート'77/バミューダからの脱出(エアポート・シリーズ)”や”カサンドラ・クロス”といった乗り物モノ(拡大解釈すれば、キャメロンの”タイタニック”も含まれるかも)。 2021/10/06
miroku
17
読書ネタ探し。ゴシックホラー中心。2017/06/10
りんご飴
2
▽・x・▽2014/12/11
南註亭
2
そろそろ改訂版を出してもいいように思う。2012/04/06
南註亭
2
本だけではなく映画やテレビのホラー作品についても紹介されています。小説については出版社名が付されていないものが多いのが残念。どうせなら書名索引も付けてもらいたかった。とはいえ『大全』と比べると本書はガイドブックとしてまだ良心的といえる。ただ、本書といい『大全』といい、なぜ平井和正作品への言及がほとんどないのだろう。不自然としか思えない。2003/01/20