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角川ホラー文庫
ホラー小説大全 (増補版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043665013
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0195

内容説明

モダンホラーが席巻した八〇年代。それはS・キングという稀有な才能が捲き起した一大ムーブメントだった。日本では“ホラー=恐い”という単純な括りで消費されがちだが、欧米作家たちはさらなるジャンルの細分化を進め、炸裂した作品を放ち続けている。ゴシックからモダンを通り抜けてスプラッタパンクまで、ホラー小説を総俯瞰し、世紀末文化の様相を浮き彫りにするホラーガイドの白眉。日本推理作家協会賞受賞作。

目次

第1部 西欧ホラー小説小史
第2部 近代が生んだ三大モンスター
第3部 スティーヴン・キングの影の下に
第4部 サイコとエロ・グロ・スプラッタ
第5部 究極のモダンホラー・ベスト100

著者等紹介

風間賢二[カザマケンジ]
1953年、東京生まれ。怪奇幻想文学やポストモダン小説の翻訳、紹介を中心に活動。97年発表の『ホラー小説大全』で第五一回日本推理作家協会賞評論部門受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

247
本書はホラー小説を歴史的な文学論的な考察と、ホラーの物語構造を分類して、各々に詳述・評論を加えて、その分類別に代表作を紹介している。ホラー小説の始まりは"ゴッシク・ホラー"と定め、ゴッシク様式についての詳細は割愛させていただくが、14~15世紀に確立し、主に建築様式として開花した。ただ文学界で隆盛したのは18世紀に至ってからで、懐古主義やロマンス主義においてである。ただホラーの分野は、過激な内容(エロ・グロ・スプラッタ・サイコ等々)から整調文学ではなく、アンチ・カルチャーとして裏街道を歩んできた。2021/06/28

miroku

17
情報収集。おかげで読みたい本のラインナップがかなり不気味になった・・・・・・。2014/04/26

ペペロニ

9
かなり前の本だけど、今も昔もキングが存在感ばっちりなのは、さすが巨匠。読みたい本は増えたがそもそも入手できないので、海外ホラーも復刊や新訳によって日の目を見ることがあれば嬉しいと思った。2022/05/25

飛鳥なつめ

4
ホラー小説についてこれでもかという程詰め込まれた一冊。ホラー大好きな私としては非常に大満足。おかげさまで読みたい本がドッサリ増えましたとも。小説だけではなく、映画の話もちょこちょこ出ていて更に良かった。他にも、こっそり大好きなレイモンについて結構な量で語られていたり(未読の短編収録作情報には興奮を抑えられなかった)、これまたこっそり大好きなケッチャムのインタビューが載っていたりと素晴らし過ぎた。こちらは図書館で借りたものだが、本屋に新装版が並んでいたのを見たので、もう買ってしまおうかと思う。2015/06/14

りんご飴

4
図書館で借りて読みましたが……これは買う!2014/12/11

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