内容説明
宇宙から降り注ぐ波動を感知し、人の死期を予見することができるという占い師・緑川祥子。高名な大学教授たちは彼女のトリックを暴こうとするが、一人、また一人と、祥子の予言どおりに死んでいく。日本科学技術大学教授・上田次郎と、彼に同行する羽目になった売れない奇術師・山田奈緒子は謎を解こうとして、命を落としかける…。大人気ドラマ「ＴＲＩＣＫ」シリーズ初のスペシャル版のノベライズ。
著者等紹介
林誠人［ハヤシマコト］
脚本家。主な作品に「理想の上司」「まかせてダーリン」「チープラブ」「おみやさん」「相棒」など
堤幸彦［ツツミユキヒコ］
演出家・映画監督。主な作品に「ケイゾク」「池袋ウエストゲートパーク」「世界の中心で、愛をさけぶ」など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さといも
11
再読。ドラマノベライズ。 今回は宇宙と交信できる占い師が相手。この話の宇宙人を相手にする山田が可愛くてお気に入り。地名や固有名詞のおふざけもしっかりで面白い。矢部の相棒も新しくなったけれど私はやっぱり最初の相棒が良かったなぁ。 2017/09/02
寝落ち６段
9
ドラマスペシャルのノベライズ。毎回、ギャグを入れなければ死んでしまうのではないかというドラマではあるが、この回はいつもに況して、ギャグを盛り込みすぎていて、「これは何を元ネタにしているんだろう」とギャグについて考察しようとしてしまった。ドラマ版は一度しか見た記憶がないので、それを思い起こしながら、読んでいく。トリックもなかなか面白かった。2021/10/23
ふろんた2.0
9
ＴＶスペシャル第1弾。トリックが一番人気があった頃かな。このあたりになると人名、地名で遊び過ぎ（笑）。本作から秋葉原人登場。ギャグ満載ながらもストーリーは虚しい結末を迎えますね。お気に入りフレーズ→うらーないで、おもーてなし/暗黒厄年/ウヌャニュペェィギュゥリュ星人2014/01/30
Yobata
7
宇宙の波動から人の死期を予言する占い師・緑川祥子。生放送の番組で上田次郎ら大学教授4人と対決することに。その放送中に加藤という男が緑川祥子に騙されたと因縁を付けてきて、彼女は番組中に寿命が終わり死ぬと予言し、加藤は番組中に心臓発作で死んでしまう。上田と奈緒子は緑川祥子の記念館がある富市山村(とみいちやまむら)で緑川祥子と対決することに。すると同行していた大学教授が立て続けに予言通りに死んでいき…。暗黒厄年回。懐かしいねぇｗ本当に細かいネタが爆笑を誘うｗ福澤に新島に大隈と有名大学創設者と同名の教授が予言で→2013/11/06
BIN
4
TRICK２時間ドラマのノベライズ版。矢部率いる刑事たちに奈緒子に萌える新メンバー追加されるも影が薄い。番組中に死が予言され予言どおりに心臓発作で死ぬの皮切りに、予定調和で死んでいく被害者たちですが、最初トリックがわからず、よくよく考えられたトリックだなと思いました。うらない、おもてなしというフレーズは面白いね。ストローはともかく風呂フタはイメージがつきにくかった。2019/06/06
