内容説明
「なァ、なに見てんオマエ。なんか飛んでるんかい」。―キャッ!と、小さな声でリョーコは飛びのいた。気がつくと目と鼻の先に、見ず知らずの男の顔があった―。ここは大阪、岸和田市の春木中学。リョーコはまだ2週間前に神戸の学校から転校してきたばかりだった―。著者の代表作『岸和田少年愚連隊』シリーズでおなじみの面々が登場するチュンバとリョーコの恋物語。もうひとつの岸和田少年愚連隊、待望の文庫化。
著者等紹介
中場利一[ナカバリイチ]
1959年、岸和田市春木に生まれる。「一生、遊んで暮らしたい」をモットーに現在まで遊んだまま過ごす。94年、『岸和田少年愚連隊』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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10$の恋
40
リョーコ、めっさ久し振り〜!元気そぉやん♪…皆さん「リョーコ」知らん?『岸和田少年愚連隊』の超悪ガキ「チュンバ」の元カノやないの。昔話を語ってくれてん。「うわっちゃ〜、そぉやんたんけ!」みたいな逸話がワサワサ出てきよる♪チュンバとの出会いからヤンチャから別れまで、ハートに頭突かまされたわ。「チュンバ大好き♡」中2のリョーコの健気さ、この超不良純情恋愛物語にドキドキせんかい、笑わんかい、涙を流したらんかい。「何もいりません。チュンバだけでいいです」と流れ星に祈るリョーコ…くぅ〜!堪らんわ。チュンバのボケぇ!2022/09/14
Nicola
1
若い勢いすごいなーとは思うけど。うーん。2015/12/01
Naoki Kitagawa
0
若さは素晴らしい。2013/10/14
丸坊主
0
不良の少ない不良漫画を小説にした感じ。 昔のヤンキーを感じられる作品、しらんけど、、、
活字@れつだん先生
0
文章は相変わらず読みやすくてよかった。 ただまあ、過去に自分と付き合ってた女のことを描くってことをよくできるなと思った。 「平気で浮気はする、釣った魚にはなんとやらのチュンバのことが大好きだった、若かりし頃のアタシ。それもまあいい思い出よね」を女が書くのならまだわかるが……。いや、それもとてつもなく気持ち悪いが……。 岸和田シリーズが好きなだけに残念。2018/10/14