出版社内容情報
クレーム電話に死んだふり、東京タワーでガラスに頭突き、愚痴をこぼせばおかんがどつく、人生ほんとに楽あるのか!? 「中国てなもんや商社」でおなじみ谷崎光の怒涛の体当たり人生を描く爆笑エッセイ。
内容説明
フツーのOLを目指して就職した商社では腰掛のつもりが営業に配属され、きつい華僑の上司の下で「工場が竜巻で飛ばされた」と言い張る中国人相手に四苦八苦。家に帰って「上司がきびし~い」と愚痴を言えば「そら、新入社員は役立たんもん」とキャリアウーマンの母が一蹴。作家デビューしたものの、目指していたのはフツウの主婦じゃなかったっけ…。戸惑いつつも毎日パワフルに生きてます!「中国てなもんや商社」の谷崎光がつづる怒涛のOL時代、ナニワ家族の思い出、どたばたな東京生活etc。読んだら素直に元気になれる人生応援エッセイ。
目次
怒涛のてなもんやOL
ナニワともあれナニワの家族
男と女の『勝ち組』、『負け組』
だれでも歩けば人に出逢う
東京ときどきリトル大阪
人間、土壇場で本性が…
著者等紹介
谷崎光[タニザキヒカリ]
作家、エッセイスト。64年大阪生まれ。商社時代の体験をもとに書いた『中国てなもんや商社』(文春文庫)で96年デビューし、話題になる。同作品は映画化もされた
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感想・レビュー
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akemitsu
1
著者の『中国てなもんや商社』が大好きで何度も繰り返して読んでた若い頃に買った本。断捨離中に見つけて再読。作家として関西の地元を出て東京で一人暮らしを始めた頃に書かれていたエッセイ。自分も30歳になる前くらいの時期はバイトだけで就職しておらず、結婚もせず、宙ぶらりんな時期だったので、当時の私は、著者の勢いに励まされてたんだろうな。2021/10/31
カラヤ3
1
雑誌連載を単行本化。商社勤務から作家となっていく働く女の折々の出来事と気持ちを軽いタッチで面白く読みやすく書いてある作品。2020/06/12
けいちか
0
「中国てなもんや商社」の作者によるエッセイ集。「中国~」の方は体験談として素直に読めたが、こちらの方は「 こんなんでもいいんですかね?」っていうくらい普通の文章で、残念でした。2006/03/07