角川文庫
57577―Go city,go city,city!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 188p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043594030
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0192

内容説明

1999年に実業之日本社から刊行された字だけの短歌集『ますの。』を再構成し、ビジュアル要素を加え、新たなタイトルをつけて文庫化。57577のリズムをもとに、愛してやまない人々とつくった、「4コマ短歌」の本。

著者等紹介

枡野浩一[マスノコウイチ]
1968年、東京生まれ。ライター。短歌、詩、詞、小説を書く
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

103
これは良い!ユーモラスな短歌が多いが、輪郭のくっきりとした抒情を感じる歌もあって、読みながら体の中を清々しい風が通り過ぎていくような気持になった。リリー・フランキー、辛酸なめ子と言った人たちの漫画も桝野さんの歌を引き立たせている。お気に入りの一つのご紹介。「いちぬけた君を時々思い出すためだけにもこちら側にいよう」2014/05/09

sin

45
短歌という形をとった私小説な、それとも作者の日常の備忘録的な、ときに内輪のネタが在って戸惑いを感じるがそれだから挿入された生きることや、死を選ぶ若者達のことの考察やらが身近に感じられるのだろうか?それともこの読メで触れ合う世代の違う方達の辛いというつぶやきを思い出して共感を持つ物だろうか?こういったメッセージをいまもっとも必要とする方達が目にしていまというときを乗り越えて行ってほしいと思った。2014/05/15

七色一味

25
読破。【夜な夜な短歌】にハマってから、歌集などにも目が行くようになりました。読んでるぶんにはあまり感じないんですが、いざ「詠む」段になると、これは本当にこんなんでいいのか? とか、考えちゃいますねぇ。今のところ圧倒的に歌集の読み込みが足りないため、手探り状態。それでも、本書のように肩肘張らない短歌もいいじゃないか!と思える歌集もいいもんです。まぁ、これを歌集としたものかどうか、個人的には微妙ですけどね(笑)2014/05/12

🈳

5
枡野浩一の根底の暗さと自己愛のギャップを埋められない。枡野浩一のナルシシズムは滲み出ているのでもなく本人が意識的に誇示してるものなのでそれが余計に気持ち悪い。わたしは自己愛を隠さないのがかっこいいって風潮に逆張り続ける。中村うさぎの「あなたの美意識が唯一の美意識ではない」という言葉は本当に的を得ているけど枡野浩一にはほとんど伝わってないだろうな あと この人の詠む一切の品がない下ネタ、皮肉が苦手「耐性ができてしまってもう君を裏返しても泣かしてみても」で泣いちゃった、わたし君になら殺されてもいいって覚えてて2021/08/31

Zing

5
ますの。を4コマ風にし絵をつけて再編したものだそう。先にますの。を読むべきだったー(>_<)どの歌も4コマに切られちゃってて空気が読み辛かったです。 良さそうな歌もあるだけに残念。ますの。を読んでから見直したらもちょっと違うかな。2014/08/17

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