内容説明
住宅街の一角にひっそりと建つ幽霊屋敷として有名な「ある家」。その家に足を踏み入れた者たちは次々と謎の死や失踪を遂げていた。そこではかつて伽椰子という女性が夫に惨殺され、当時6歳だった長男の俊雄も行方不明のままとなっていた。そしていま、またもや少女たちの悪ふざけが、その家に宿った怨念を呼び覚ましてしまう…。おぞましき伽椰子出生の秘密が明らかに。
著者等紹介
大石圭[オオイシケイ]
1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第三十回文藝賞佳作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Fumitaka
3
「あわわ」と「ああっ」が大石先生のお絵柄なのだなと認識。もう最後に映画を見たのは十年くらい前の可能性があるため「こういう場面あったな」と頷く一方で「こんな感じだったっけ?」と思うところも。オチは覚えてたけどシカゴのアパートも荒廃しているのは忘れてたな。細かく描かれている。伽椰子の母親と普通にアメリカ人の主人公が喋っちゃう場面は「お婆さんなのに英語いけるの?」と驚いたが小説版は半分テレパシー的なものがあったという設定になっておりそこは面白い。今回は伽椰子・俊雄側の心情はあまり描かれず怖さを強調されている。2023/07/02
いっちゃん
3
もういいかげんあきちゃった。一番最初のが霊的なものと、かやこの性格的なものと両方ぞっとして面白かったけど、ただただ人が死ぬだけのものになり下がってる気がする。ノベライズだからストーリーは仕方ないけど、大石さんの力でもう少し楽しませてほしかった2013/10/11
そのぼん
3
相変わらず怖かった…。それに尽きます。2011/07/15
dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない
2
オーブリーの姉カレンは日本で暮らしていた。彼女はなんと家に放火した容疑者として囚われていた。母の願いで、姉を助けるため単身日本へ向かうが、そこで待っていたのは想像を絶する恐怖だった。そして、呪いは病のように感染していく。THE JUON(THE GRUDGE)の続編、THE GRUDGE2のノベライズ小説。さまざまな登場人物が出るが、主軸はカレンの妹オーブリーと見ていいと思う。ストーリー編成は日本の呪怨2と大筋は一緒。ただこちらの方が困難に打ち勝とうと前進している、という印象があった。2019/07/10
はるち
1
カヤコ、世界に羽ばたきました。2014/12/03
-
- 和書
- 父と子の旅路 双葉文庫