出版社内容情報
「春よ来い」「夏なんです」など、はっぴいえんど時代を彩る27篇の詩に、エッセイ、小説を加えて贈る珠玉の初期作品集。
内容説明
伝説のロック・グループ「はっぴいえんど」の時代を彩る詩に、エッセイ、短編小説を加えた、松本隆、珠玉の初期作品集。
目次
一ノ絃 見えないまなざしから(風化粧;冬の機関車に乗って ほか)
二ノ絃 夢紡ぎ(髑髏旗挽歌;ピーター・パンの街 ほか)
三ノ絃 優しい夏(とほりぬけられません;人形劇 ほか)
四ノ絃 風蝕の日(風狂い;風殺し ほか)
著者等紹介
松本隆[マツモトタカシ]
1949年東京・青山生まれ。中・高・大学と慶応義塾で過ごし、20歳で伝説のロックバンド「はっぴいえんど」を結成、ドラムスと作詞を担当する。解散後は作詞家として活躍、太田裕美や松田聖子など多数のヒット曲を手がけ、81年「ルビーの指環」で日本レコード大賞作詞賞を受賞した。87年には小説『微熱少年』を映画化、自ら監督を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
venturingbeyond
13
トリビュート盤が届く前に、途中で放りだしていたほぼ半世紀前の小篇を読了。著者本人が「十三年後のあとがき」で「読みかえしてみると、なんとも青くさくて気恥ずかしい気がしますが、騒乱、変動の七〇年代初期の時代の風の中で、一人の名も無い学生=ミュージシャンが何を考え、どう行動したかは浮かびあがってくると思います。」と述べている通りの一冊。東京の失われた路地や裏通りの描写が印象的でした。2021/08/16
アズル
13
古い文庫本も持っています。とりあえず、手元にあると安心する一冊です。2015/02/01
毒キノコ
0
はっぴいえんど時代の松本隆さんの詩集。やはり彼の言葉には風が吹いている。