角川文庫<br> 人生の黄金時間

電子版価格
¥561
  • 電子版あり

角川文庫
人生の黄金時間

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043468065
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

人生には、だれもが持つことのできる「黄金時間」がある―。少年時代の「物の焦げる匂い」の記憶、何もしない猫という存在…。一見、無用に見えるものの根本にある美しさ、貴さを綴る「無用な時間は黄金時間」。日本人の心の大本を詩歌の世界に見いだす「詩歌の望遠鏡で星を見る」。ものの根本へとさかのぼって作品を作りだす芸術家たちの、魅力あふれる人と作品を語る「物の命を美に転じる」。三つの章に、心豊かな人生への秘密が散りばめられた、おとなのためのエッセイ集。

目次

無用な時間は黄金時間(冬の香り;不思議;占い二つ ほか)
詩歌の望遠鏡で星を見る(年をとるそれはおのが青春を;百人一首は百人のもの;紋切り型また楽しからずや ほか)
物の命を美に転じる(岡鹿之助回想;岡鹿之助の「遊蝶花」と「たき火」;宗広力三の人と染織 ほか)

著者等紹介

大岡信[オオオカマコト]
1931年、静岡県三島生まれ。東京大学国文学科卒業。詩人、批評家。1971年、『紀貫之』で第23回読売文学賞、1980年、「折々のうた」で菊池寛賞、1995年、第51回恩賜賞・日本芸術院賞、1996年、ストルーガ詩祭(マケドニア)で大賞「金冠賞」、1996年度朝日賞受賞。日本芸術院会員。詩集『記憶と現在』『春 少女に』『水府』『地上楽園の午後』ほか、著書『岡倉天心』『子規・虚子』『うたげと狐心』『楸邨・龍太』『詩をよむ鍵』『光のくだもの』ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品