内容説明
夢だ!ロマンだ!と煽るのに、いまだ文化の華が咲かない競馬界。その貧困なる事情を嘆く競馬書評家の矛盾に満ちた日常を描いた表題作ほか、定年退職をした男が一念発起して競馬小説家をめざす「大いなる野望」。あらゆるデータ、記憶力を駆使して、大勝負に挑む緊張の瞬間を活写した「1700倍の日」。そして、名ジョッキー柴田政人への思いを吐露した脱サラ男の感動の回顧録「始まりの時」。異才が放つ、ギャンブルにしか生き甲斐を見出せない人々の悲喜交々を謳いあげた七つの物語。亀造競馬劇場、ここに開幕。
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- 私の企業戦略 〈7〉