角川文庫
生きていてよかった

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043448050
  • NDC分類 728.216
  • Cコード C0195

出版社内容情報

かわらないものだけを見つめ、毎日を新鮮に生きた相田みつをの心の歳時記。「誰のものでもない自分の言葉を、書という形式をかりて表現する」それが相田みつをの仕事だった。裸の自分を語りつづけた作品集。生きていくうえで様々な壁にぶつかり悩むとき、力づけてくれる言葉の数々。

相田 みつを[アイダ ミツヲ]
著・文・その他

松岡 史恵[マツオカ フミエ]
著・文・その他

内容説明

人間の弱さも哀しみも受け入れ、心の奥底にひそむ真実を見つめ続けた相田みつを。生きるために、本当に大切なものは何なのか、裸の心で語りかけた魂の書。「いちばん書きたかったことが、いちばん自由に書けた」と著者自身がのちに語った渾身のメッセージ。

目次

捨てる
べんかいしながら日がくれる
男は
うそ
感動いっぱい
出逢い
懸命
藕糸(蓬根の糸)
K君へ
このわたし〔ほか〕

著者等紹介

相田みつを[アイダミツオ]
大正13年、栃木県足利市生まれ。書家・詩人。旧制栃木県立足利中学校卒業。旧制中学の頃から短歌、禅に出会い、独特の世界観を書として表現する。昭和59年、『にんげんだもの』出版を機に、多くの日本人の心をとらえ、根強いファン層を拡げた。平成3年12月、六十七歳で逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やすらぎ

171
厳選された言葉を字体と空白で伝える。繊細で濃密で朗らかな、相田みつをさんの想いが届き、心の底で共鳴する。小さな文庫一冊の中には、生きていくために必要な大きなものが綴じられている。「うばい合うと足らないけれど、わけ合うと余っちゃうんだなあ」不満が多くても感謝を忘れなければ、争いはやすらぎにとけていく。「自分のうしろ姿は自分じゃ見えねんだなあ」表情よりも背中がその人を物語る。意識することが少ないうしろ姿には、あるがままの自分が出る。他者の幸福を願い、喜ぶこと。浮いたり沈んだりしながら、みんな言葉を探している。2024/08/12

maimai

34
相田みつをさんの詩集です。一番心に残ったのは「おかげさま」 。つまづいたり転んだりすることで自分が分かってくる。過ちや失敗を繰り返すおかげで人のことをいう資格がないことに気づく。自分の弱さとだらしなさに気づく。失敗や悩みにおかげさまと感謝の気持ちを持つことで自分を成長させることができるみたいです。何事も感謝ですね(* ̄∇ ̄)ノ2016/04/09

パフちゃん@かのん変更

31
生き方の本だけど、説教臭くなくていい。ちょっと卑下しすぎと思ったが、自分が一番かわいいと素直なところもいい。「あってもなくてもいいものはないほうがいいんだな」という武井老師の言葉が心に残った。2013/02/12

田中寛一

25
相田みつをさんのカレンダーが何年も我が家にはある。日めくりカレンダー。何年でも使える。見るたびに「そうだなあ」と思う自分がいる。この本も何年も前に読んでるはずだが、頭に残っていない。残っていれば、もっと素晴らしい人間になれるのだろうが。何度出会っても、自分を振り返らせてくれ、ありがたい。生きていてよかった、と思う。「〜のに〜」「おかげさま」これからも我が身を振り返るのに、心に留めたい言葉ばかりだ。この書にまたほっとさせられる。2020/02/25

モッタ

13
★★★☆☆ 「おかげさま」からわかるように感謝を大切にしている相田みつをさん。良いことを言おうとしていないところがいい。 2011/11/02

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