内容説明
親孝行したいとか親は大切だとか、“思っている”だけでは気持ちは相手に伝わりません。親孝行は、具体的に行動しないと意味がないのです。どうせなら徹底的に親を喜ばせてあげたい。そこで忘れてはならないのは、相手が親だからこそ「誰よりも気を遣い、誰よりもサービス精神を持ち、誰よりも接待感覚を忘れてはならない」こと。とにかく行動。初めはぎこちなくてもいいじゃないですか。著者が実際にやっている親孝行の数々。
目次
第1章 親孝行宣言―親孝行家になるために
第2章 親孝行プレイ1―親孝行旅行
第3章 親孝行プレイ2―帰省のテクニック
第4章 親孝行プレイ3―妻活用法
第5章 親孝行プレイ4―孫活用法
第6章 親孝行プレイ5―父親にも花束を
第7章 親孝行プレイ6―親孝行寿司
第8章 親孝行プレイ7―友活用法
第9章 母親はいつまでも恋人―私はいかにして親孝行家となったのか
著者等紹介
みうらじゅん[ミウラジュン]
1958年京都府生まれ。武蔵野美術大学在学中、漫画家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
93
【第21回やさどく】親孝行とは心でするのではない、プレイだ!と語るみうらじゅんさん。「親孝行プレイ」として様々なテクニックが紹介されている。その一つ一つがほんとにいちいち面白くてしかもうなづける。父親とのコミュニケーションの取り方や、母親の見当違いな言葉に怒るのではなく、話を合わせる等のテクニックは親孝行のみならず、年の離れた同僚や上司とのコミュニケーションにも役立つ。みうらさんは仏教を研究しているだけあって、仏教的な考えに通じるものがある。きっと人間が好きなんだろうな。私も更なる親孝行に励もう!2019/03/06
みやけん
37
★★☆☆☆親孝行プレイでさすがに親父と女性の話は厳しすぎる。「オレの年のとき、何してた?」コレはイケそうだ。今度使ってみよう。見仏記でおなじみの友達のいとうせいこうのところが来たのでニヤニヤしてしまった。どうも私はみうらじゅんが好きらしい。4冊目終了。2016/05/31
昭和っ子
28
「仕事でも家庭でも趣味でも女遊びでもいい、とにかく「よし、オレはやるだけやったぞ」という達成感を得た者でなければ、永遠に親孝行への道は開かれない」とある。この本を読んで「親孝行してないなー」と思ってしまった私は、我が子に親孝行を求めてはいけない気がするが、子供に、何かをやりきろうとする姿を見せてもらう事だけで、充分親孝行だと思う。こんなんじゃ寂しい老後が待っているだけかしらん?!とりあえず今度の休みは実家に顔出そうかなー。2014/04/12
はち
26
GW帰省前に読めてラッキー♫「親孝行したい時に技は無し」では確かに困る。この本で学んだことを実践に移す!みうら氏に感謝!笑いながら読んで、こんなに役に立ちそうな内容をありがとう。親孝行プレイは奉仕プレイ。昔の親子関係を疑似体験させる「川の字プレイ」。父親には、歳を取ったことを実感させるな!いろいろなポイントが実践を交えて描いてある。親友いとうせいこう氏とオカンが出てくる章は圧巻👏まだ間に合う!この本を弟にも読ませよう。そして言わせよう「オヤジ、隠し子いないの?」2人がエロ話をしたら完璧だ!2019/03/02
ミエル
23
盆暮れ正月、実家に帰省する季節になるたびにこの本の存在を思い出す。 親孝行もプレイだと思えば、すんなりしっくり行く。 気恥ずかしいなら定形にしてしまえば…とは言いえて妙。 年を取ってからの親との関係性、係わり方が 子供の頃のままと同じでは違和感あるのが常套。 それぞれが親、子、婿、嫁の役割を演じきれば、失敗しないはず。2013/12/30