内容説明
何も聞いてないよ―。またしても同居人の突発的な旅行につき合わされることになったオレ。今度は東京だ。嫌な予感がしていたのだ。上京したオレを待っていたのは猫、猫、猫。そしてやはり、死体。しかも人間の死体とともに、友だちになったばかりのアビシニアン、デビッドも死体で発見される。殺人?自殺?そんなことには興味ないが、殺「猫」犯は見つけださなきゃならない。しかし、密室で誰が、どうやって人間と猫を殺せたのか。オレは他の猫たちと犯人を追い詰める。本格ミステリーシリーズ第2弾。
著者等紹介
柴田よしき[シバタヨシキ]
1959年、東京生まれ。青山学院大学卒業。95年、初めての長編『RIKO―女神の永遠―』で第15回横溝正史賞を受賞。著書に緑子シリーズ『聖母の深き淵』『月神の浅き夢』、70年代の郷愁を呼び起こす本格ミステリー『少女達がいた街』、京都を舞台にした奔放な伝奇小説『炎都』『禍都』『遥都』ほか、『PINK』『0』などがあり、幅広い作風で活躍している
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