内容説明
学者、作家、プロレスラー、評論家、歌手、医師、ボランティア・リーダー、TVリポーター、弁護士、出版社代表ら十五人。敢然とわが道をいく屈せざる者たちと作家辺見庸がそれぞれの分野のいまとそこに生きる意味を存分に語り合う。ときに怒り、ときに訥々と発する言葉の奥に世紀末日本の不気味な世情と向き合う話者の真意がみえてくる、深いおもむきの対話集。
目次
井出孫六―歴史が蓄積されないんですね、この国の風土は
日高敏隆―人間は変な美学を持っているから困るんですね
芹沢俊介―ものすごく透明な閉塞感があるんです
桑山紀彦―日本って対人恐怖社会ですね
畠山みどり―小室哲哉さんの歌、歌いたかったですね
水田恵―女性のホームレスを見ると、ちょっと涙がでる
ジャイアント馬場―自宅には死ぬまでジムを置いておきますよ
古山高麗雄―お国のために死んでいった人がちょっと恐いですね
三島浩司―オウム裁判には文学者の目が必要です
広岡達朗―僕、タップダンスが好きだったんです〔ほか〕




