内容説明
第一の殺人現場には、血痕がついたブドウ畑の絵葉書が遺されていた。第二の殺人は、毒入りワインによるものだった。そして第三の殺人では、被害者の頭部が切断され、ワインで煮込まれていた。次々に起きる連続殺人の鍵を握るのは、かつては薬酒だったといわれるワインなのか―。文化人類学者である日下部遼が、猟奇殺人の謎に迫る。戦慄のホラー・サスペンス。
著者等紹介
和田はつ子[ワダハツコ]
東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。出版社勤務の後、テレビドラマ「お入学」の原作『よい子できる子に明日はない』で注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
καйυγα
8
知識と情報を詰め込んだミステリーホラー。このシリーズは2冊目だけど、とんでもない情報量でさすがに疲れた。1冊目は勉学になったと感じ、本作でも同じ気持ちになれると思っただけにショックを隠しきれない。そもそもワインの扱い方、こじつけ感は如何なものか。ホラー描写はワイン煮のとこぐらいで、他はミステリーがメインだね。読み応えはボチボチあったものの、終盤はかなりサクッと終わってしまったのでなんだか勿体ない。うん、けどね、ワインが飲みたくなったな2016/06/30
シン
2
B評価。まったく怖くないが面白かった。ワインの煮込みはよかった。2006/09/27
あこきち
0
結構好きな日下部助教授のシリーズ。ミステリーとしては、う~ん。。かな。ワインについてのなるほどーって知識が少しだけついたかと。2012/03/13
正しい口内炎の治し方
0
ワインや薬に関する薀蓄がいっぱいで読み物として以外も興味深い。しかし犯行にワインを結びつける理由がそれかぁ~とちょっと残念。2009/08/07
トニー
0
「分からない単語もわかったような気分で読みこなすことができた」2009/03/05
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