内容説明
良二は、クラスでも地味な存在の浅茅優子を友人達の陰口からかばってやるが、その日から執拗につきまとわれるようになる。無視をする良二だったが、恋人の真理子に続き、彼に好意を寄せていた明美までが不可解な死を遂げたことに不審を抱き、優子を問いつめる。その時、良二が見たものは…。ある死霊に取り憑かれたマンションの恐怖を描く『空ほ石の…』も同時収録。
著者等紹介
ささやななえこ[ササヤナナエコ]
1970年「かもめ‐GULL」(りぼんコミック新年号)でデビュー。「真貴子」シリーズ、「お山の大将」等の少年少女の繊細な心理を描いた作品や、「おかめはちもく」「たたらの辻に…」等コメディーやミステリーまで幅広い作品を発表している。1990年「おかめはちもく」で第十九回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。児童虐待を描いた「凍りついた瞳」(原作/椎名篤子)が話題を呼ぶ。1996年“ささやななえ”のペンネームを変更
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅんぢ
25
丸く収まった感じで終わるのが納得できない。2019/07/29
Yu。
2
とても読みやすい連作2篇の怖さと哀しさを味わえちゃう学園ホラー。「生霊」…まんまですが、ある女子学生の生霊の粘着質的な恐ろしさをメインにおいた物語になってます。「空は石の…」…趣変わって、新たな主人公が引越し先のマンションに取り憑く怪奇現象に巻き込まれる話が中心になってます。前作レギュラーの1人の助けがあって、なんとか乗り越えます。が、再び“アレ”が…。2013/09/23
読み人知らず
2
三輪明日美の演技がよかったので。といっても見たのはだいぶ前だけども。それでも本を読むと思い出すものだね。2012/09/30
結子
1
★22016/01/27
トモエモン
1
面白かった!やっぱりホラーはこうじゃないとね!これ読む前に山田悠介さんの小説読んでたから、余計に文章の違いに気付いてしまうね。キャラクターの作り込み方も違うしね。森尾くん好きやわ。菜穂子と上手くいってほしいね。2014/02/10