内容説明
「独創的なコンピュータを日本でつくろう」―通産省の若手キャリアは決意した。そうすることで、IBMの「支配」を脱し、逆転を図ろうというのであった。「メーカー側が何といおうと、非ノイマン型の方向を選ぼう」天才といわれる研究者が応じた―。10年来、まさに「日本の夢」というべき、第五世代コンピュータの研究開発プロジェクトに携わる頭脳集団、その組織と戦略を描き、「西歴2000年のコンピュータ社会」を展望する、アクチュアルな長編ノンフィクション。
目次
1 若き官僚たち
2 風変わりな研究者
3 競輪のカネ
4 翔べ!いや、だめだ
5 お祭りに賭けた戦略
6 アメリカに衝撃走る
7 国の財布は空っぽだ
8 日本は生意気な子供か
9 ICOT誕生す
10 アメリカ立ち上がる
11 未知の森へ、さらに深く
鼎談 西暦2000年のコンピュータ社会(唐津一・渕一博・上前淳一郎)
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