感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
space shatoru
3
古本屋のおっちゃんに、「これを読まないとダメ」っと怒られた一冊。 確かに研究史の再読を含めてちょうどいい一冊でした。 また鳥居龍蔵先生のことなど、あまり知らなかったことなどを含めて勉強になりました。 2015/10/21
Mentyu
2
明治初頭には文理関係なく何でも屋だった東大人類学の系譜が、最終的には自然人類学に収斂していく様が描かれている。大正時代には考古学も人類学の系譜から離れてしまうし、柳田国男や南方熊楠も人体統計だらけの世界からはいなくなっている。本書後半からは学際よりも専門分化こそが常道という時代の空気が伝わってくる。今とは正反対で興味深い。2019/12/27
さっと
0
序盤、大森貝塚やモースのくだりはおもしろかったけれど、後半は息切れ。2010/09/19