角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 古典文法質問箱

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角川文庫 角川ソフィア文庫
古典文法質問箱

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043260027
  • NDC分類 815
  • Cコード C0195

内容説明

古典文法の基礎から細部に至るまでのあらゆる疑問にたいして、例文に即して具体的、平易に答える。古典文学を読み解くための頼りになる道案内84項。短歌・俳句を詠む折にも役に立つ知識、満載。

目次

文法の基礎知識
用言(形容詞・形容動詞)
用言(動詞)
助動詞
助詞
諸品詞・敬語・修辞

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

54
日常の用途を超えて言葉について知りたい時、私は『岩波古語辞典』を引く。他の辞書に比べ上代の用例が豊富で、一つの語をその周辺の語との関わりにおいて説明してくれるからだ。単なる辞書ではなく、網の目のような言葉の連携を浮かびあがらせようという意図を秘めている。その魔法のような辞書の編者が書いた本書は、『岩波古語辞典』を愛用する為の良きガイドブックでもあろう。古典を学ぶ意義から説き始め、明快な音韻論の講義を経て古典文法へと踏みこんでいく。助詞や助動詞を学ぶにつれ、日本語の生い立ちや年輪のようなものまで見えてくる。2015/01/18

Kouro-hou

21
学生時代の古文の成績は悪くなかったハズだが何せ勢いで入れたものは勢いで抜けるので、今やだろだっでーの呪文のような残骸しか頭に残っていない。そんな古典文法の隅の隅まで説明してくれる本。日本語の歴史にも言及され、古代の発音を知る方法は目から鱗。「どうして文法を学ぶのか?」という質問に学生の時に出会えていたら!自分の大切なモノを誰かに正確に伝えたい。何か素敵じゃないですか。正直質問の内容すら高度で理解しきれない部分も多かったですが、先生やっと私この本まで辿りついたよ、日本語って素敵だね、という気分になりました。2015/01/23

よよ

12
古典文法の根本的な内容について、Q&Aという形式でまとまってます。特に興味深いのは、コソアド系ならぬコソカアイド系という代名詞の関係に、日本語の存在認識の思考法が現れている点です。内と外の考えから、コは内→ソは境界線→カ・アは外と組織だっているのです。現代語にも現れていて、例えば、自分の領域への注意の喚起としての「こら」、相手との既知事項を含む「そら」、自分の埒外にあるものとして「あら」などがあります。この存在認識は、人称代名詞にもみられ、相手を内側の存在かどうかを考えて、言葉を使ってきたそうです。2018/10/08

しょうゆ

10
目から鱗なことが多かった。「は」と「が」の違い、「御」の読み分けなど納得。しかし、ラ変動詞の連体接続も元々は終止接続だったとか、けりは「過去」ではなく「確認」とか、今教えられたら混乱するんじゃないだろうか。あと係助詞なんてあんま大事だと思ったことなかったけど、めちゃくちゃ大事なんですね。著者は最近の古典教育に批判的な態度で、それはよくわかるのですが、学校でこれだけの知識を教える時間はないのではと思います。読み物としてはとても面白いです。2018/04/15

ken

6
一般向けという感じではないか。とはいえ日本人とは何か?を知る上で大きな示唆を得られる1冊だと思う。なぜなら日本語を知ることは言語以前の日本人を知ることになるし、現在の日本人を形作っている構造を理解することにもなるからだ。実際「形容詞」の歴史をたどることで、日本人が時制に関してやや無頓着であることが分かるし、複雑な敬語表現に着目して、日本人にとって他者がどのような存在かが分かるし、助動詞「る・らる」を分析することで、「自ずから」の思想にたどり着くことができる。2020/06/23

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