感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
6
桑田忠親の本は、とにかく退屈でつまらない。どこの学校にも全く面白くない話を子守唄か催眠術のように独りで延々と喋り続けるのがいるがそれである。桑田は歴史家の資質どころか文筆家の資格さえない。彼のような無能が、話に一本の筋道を通してくれる司馬遼太郎や盲点をカバーしてくれる加来耕三や井沢元彦の需要を高めているのである。桑田といえば「『○○』によると〜、『△△』によると〜」という史料の羅列である。一見客観的な態度に見えるが、その複数の史料を比較分析して真実を措定するという歴史家の使命を放棄しているのである。しかも2023/01/27