出版社内容情報
悪の天才少年が大活躍! 人気シリーズ遂に文庫化!アルテミス・ファウルは、伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年。「妖精の書」を解読したアルテミスは、妖精の黄金を手に入れようともくろむが、本物の妖精たちは、ハイテクで武装した危険な集団だった!
オーエン・コルファー[オーエンコルファー]
著・文・その他
大久保 寛[オオクボ カン]
翻訳
内容説明
アルテミス・ファウルは、伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年。コンピュータを駆使して「妖精の書」を解読したアルテミスは、妖精が隠し持つという黄金を手に入れようともくろむ。だが本物の妖精たちは、物語に登場するような可愛らしい連中ではなく、ハイテクで武装した危険な集団だった!アルテミスと妖精たちの激しい戦いが、ここから始まる―。大好評ファンタジー・シリーズ第1弾。
著者等紹介
コルファー,オーエン[コルファー,オーエン][Colfer,Eoin]
アイルランド生まれ。小さな頃から物語を書き始め、処女作のBenny and Omarがアイルランドで瞬く間にベストセラーとなる。本を執筆するための取材と称して、イタリア、チュニジア、サウジアラビアなど、数々の国に住む。『アルテミス・ファウル』シリーズで世界的ベストセラー作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鶯@芒羊會
13
昔好きだったシリーズ再読。今読んでもやっぱり面白い。アルテミスの緻密な策略、その裏をかこうとして結局手のひらの上の妖精サイド。ホリーとフォーリーが好きだなあ。ホリーの物言いが逐一かっこかわいい。そして思っていたよりマルチの影が薄い1巻。本当にこんなピープルたちが存在するなら会ってみたい。続きもいつか。2019/10/28
侑奈
12
ファンタジーが読みたくて、、、 超天才13歳の犯罪史。フェアリー、ゴブリン、トロール、ケンタウルスなどなど出てくるけど結構グロテスク?な見た目。多分。面白さはまだ普通かなぁ〜2021/09/18
シロうさぎ
12
人類のテクノロジーを遥に上回った妖精達と、その妖精達から金塊を奪おうとする天才児ファウストとの頭脳合戦です。主人公はファウストではなくて妖精って感じでしたが、一気に読めて映画にすると見ごたえあって良いかもの類。こんなハイテク妖精やケンタウロスがいたらお友達になりたいですね。 文章?それとも翻訳?がたどたどしかったのが一寸残念。 2015/04/09
ぱせり
7
12歳の天才誘拐犯とハイテク妖精たちの実際丁々発止のやりとりが、策謀巡らす頭脳戦が、なんともおもしろい。互いに決して理解できるはずのない同士が、油断ならぬと警戒しつつ、ふとみせる情なんかに、ちょっとほろっとさせられて、そのそばから甘かったわ、と気づかされ……なんとも忙しい物語だった。2019/07/30
ポン・ザ・フラグメント
6
悪者が出てこない。いちばん悪く書かれているのは日本の捕鯨船か。誰も悪く書かれていない代わりに個々の登場人物の描かれ方が中途半端に思える。主人公らしきファウルもホリーも、そんなに魅力的ではない。傍役のバトラーやルートのほうが目立つ。アダムス・ファミリーみたいな感じの悪人の家族を作ったほうが面白かったのではあるまいか。電気椅子に座る栄誉とか、悠々自適の「別荘」暮らしとか、気がつくと奥さんが新しくなっているおじさんとか、そういうギミックでアルテミスの周囲をヘンテコにしたほうが面白いように思う。2015/07/07